2005年05月01日

奇術師さん1

★株研ネット★より抜粋************************************************************************************************
マーケットの奇術師の自己紹介
[2001/07/04 am9:00]

こんにちは、みなさま。マーケットの奇術師と申します。
 このたび、縁あってこちらにお邪魔するようになりました。どうぞよろしくおねがいいたします。
 おわかりの方もいらっしゃると思うのですが、私の投稿名の由来は、魔術師と呼ぶにふさわしい、世界的に有名なトレーダーたちへのインタビュー集のタイトル\"Market Wizards\"をもじったものです。
(邦訳も出ています『マーケットの魔術師』(日本経済新聞社))

 魔術師とはいかなくても、その真似事ぐらいはできるようになりたいと思って、奇術師と名乗りました。まだまだ魔術師への道は遠いですけど、先人たちの貴重な経験を学びながら、一歩一歩努力して行きたいと思っています。
 現在、私自身は、じつは純粋な個人投資家のみなさまとは立場的にちょっと異なる部分があるのですが、そのあたりはなるべく抑えて、ここではあくまでキャピタルゲインを主目的とする現物株の売買を主たるテーマといたします。ときどき脱線するかもしれませんが、その節はご容赦下さいまし。

 ところで、みなさまは 『戦略の失敗は戦術では補い得ない』 という言葉をご存知でしょうか。
 クラウゼヴィッツの一節ですが・・・つまり、戦略的に不利な態勢で、戦術的勝利をいくら積み重ねても、労多くして益は少ない、というぐらいの意味でしょうね。株式市場という経済戦争の戦場で、限られた兵力(資金)で戦いに臨むわけですから、なるべく天の時・地の利を得た上で、有利な態勢で事を運びたいものです。そのためにはどうすればいいのか、やり方は人それぞれだと思いますが、みなさまご自身でオリジナルな戦略を考えるための、きっかけやヒントのようなものをご提供できればそれにまさる喜びはありません。
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市場内の資金流動
[2001/07/04 am9:30]より抜粋

 さて、このように株式市場では、ある程度の期間ごとに、主たる物色対象が循環して行く傾向があります。なぜこういった現象が起きるのかと言いますと、もちろん常に割安を買い割高を利食おうとする機関投資家の習性によるものだと思います。
 ファンダメンタルズを重視し、ポートフォリオ運用を大前提とする彼らは、企業本来の 価値や、利益成長から予測される将来価値を見据え、割高な銘柄をポートフォリオから外し、割安な銘柄を新たに組み入れ、トータルのパフォーマンスを市場平均以上に維持 しようと、常に管理調整しています。

 こういった市場内の資金流動が起きる結果、経験則として・・・
●ある年に市場平均(TOPIX)よりも大幅に上昇したセクターは、次の年は市場平均以下のパフォーマンスしか示さない傾向が非常に強い
●逆に、市場平均よりも大幅に下落したセクターが次の年に大幅上昇するかと言うと、そうとも言い切れないが・・・少なくとも、下げ止まりの傾向を見せることは多い・・・といったことが、読み取れます。

 ですから、前の年に大幅に上昇したセクターの銘柄を持っていたなら、強気になって買い増しするのは危険で、むしろ利食いから、場合によっては売りを念頭において対処なさったほうがいいかもしれません。
 逆に、前の年に大幅下落したセクターのカラ売りは、深追いし過ぎないほうが無難です。

 昨今の東京市場は機関化・国際化が進んでいて、昔の感覚ではどうもやりにくくなってしまっていますが、逆に彼らの行動を読んで、その力に逆らわず、うまく利用していけば、流れに乗り易い一面もありますね。

 指数の動きや全体相場の見通しはよく話題になりますし、一方で個別銘柄の ミクロな動き も興味深いものですが・・・
 その中間段階、つまり市場内での大きな資金の循環流動を観察し、その流れに沿ったポートフォリオ構成や、売買のバランスを考えて行くのも、これまた大切なんじゃないかな、と思います。
 特にある程度(数千万円程度以上)まとまった資金を運用しておられる方は、こういった側面も考慮なさいますと、パフォーマンスを上げやすいかもしれません。
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ファルコンさんのサイトの宝島にある、「売り専」・「売り天」の掲示板過去ログより、マーケットの奇術師さんの投稿に関して抜粋したものですが、とにかく凄いボリュームです・・・
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思ったことをつれづれに・・・
投稿者:マーケットの奇術師  投稿日:2000年03月14日(火)13時52分24秒

なぜ世の中にこんなに追証に苦しむ人が多いのだろうと考えたのですが、
個人の投資家には、評価損が膨らむのを嫌う人と、確定損が膨らむのを嫌う人の
2種類の性格というか心理の違いがあるのではないかと。

前者の人にありがちな投資行動のパターンとして、順張り(上がれば強気になって買う、
下がったら弱気になって売る)を好み、評価損が出た株はあっさりと損切って
あきらめてしまう。場合によってはドテンして、有利な側につきたがる。要するに
自分の判断に自信が無い。たっぷり利の乗った玉をたくさん抱えていると安心する。
どちらかといえばリスクに敏感で小心、流れに逆らおうとしない大勢順応型。
好きな格言:『相場は相場に聞け』

逆に後者の人は、逆張り(下がっているところで買いたくなり、上がっている株は
売ってみたくなる)を好み、ナンピンに抵抗感や不安感がない。どちらかといえば
負けず嫌いで、自信があり、しっかりした信念を持っている(ガンコとも言う)。
大底で買うこと、天井で売ることにこだわり、成功すると大喜びする。うまく
行ったときの利食いは早いが、早過ぎて一番おいしいところを取り損ねることも多い。
好きな格言:『人の行く裏に道あり花の山』

私は典型的な前者のタイプなので、なかなか気がつかなかったのですが、どうも
世の中には後者のタイプの投資家が圧倒的に多いらしい。で、観察してみると、
後者のタイプの人は勝率が高く、しかも勝ち方も鮮やかな相場巧者なのですが、
意外な大損をすることもしばしばあるようです。
人の性格はなかなか変えることができないものですが、その長所をうまく利用し、
短所からくる失敗を避けられればベストなんですけどね。難しいものです (^_^;

素人の主婦さま:
昨日のチャンスをうまく捕らえて整理を進められたとのこと、
清春先生もおっしゃっておられましたが、とても素人とは思えない鮮やかな
手腕ですね。きっと大丈夫、それだけの実力がおありなら、すぐにプラス勘定に
持っていけると思いますよ。どうかあせらず頑張ってくださいまし。

今日の相場、地合は決してよくないと思うのですが、とりあえず昨日連鎖反応で
下げすぎた株は反発しているようですね。全体相場が落ち着けば、戻り売り派と
押し目買い派の対決があちこちで見られそうです。
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投稿者:マーケットの奇術師  投稿日:03月15日(水)20時54分17秒

しこり玉さま:
>私見としてはやはり,相場は前者になるべきじゃないでしょうか?
>リスク管理という点で.
>一度大損くらってしまえば,二度と相場に復活できないんですから.

そうかもしれませんね。ただまあ、致命傷さえ受けなければ、相場は
いくらでも挽回の機会を与えてくれますし、やはり人それぞれの
性格に合ったやり方がありますから、、、いずれ、リスク管理(というか
いわゆるマネーマネジメント)については、私なりに思うところを
述べてみたいと思います。

>ブレークアウトを狙うと,株の場合はだましが多いように思うんです.(商品に較べて.)
>ですから,株ではテクニカルがあまり使えない,しかも,証券会社などが相場をリード
>するのでインサイダーだらけ.と言うのが,私の株式市場への感想です.
>いかがなもんでしょうか?

うーん、まず、インサイダーだらけという点については、私は商品先物市場よりは
株式市場のほうがまだましだと思っています。というより、、、そもそも、
商品先物市場は、現物を扱う当業者や商社のニーズの為に出来た市場ですから、
成り立ちからしてインサイダーのための市場とも言えます。彼らだけでは
どうしても売り方が多くなりすぎる(需要家の参入が少ない)ため、取引員会社が
一般大衆を主に買い方として参加させてバランスをとっている、というのが
正直な現状認識だと思います。その証拠に、先物市場にはインサイダー取引規制など
ない(むしろ当業者が極めて優遇されている)のはもちろん、風説の流布や相場操縦なども
事実上野放しになっています。
過日のパラジウム騒動なども、結局、商社筋が「やり過ぎた」のが原因で問題を
大きくしましたが、そこまで問題が大きくならない限り、通常は取引所も見て見ぬ
ふりをするだけです。繭糸や小豆など、トラディショナルかつドメスティックな
商品では、昔から仕手戦の過熱で取引停止や解け合い騒動が起きていましたが、
いつも荒廃した市場のツケを最後に払わせられるのは一般投機家でした。

もちろん、株式市場が透明か、というと、ぜんぜんそんなことはないですよね。
ただ、流動性が高く時価総額の大きい銘柄は力技が利かないため、一部の思惑に
左右されにくい、ということは言えると思います。商品で唯一Goldだけが外電と
現物価格、為替の換算通りに素直に動くのも、同じことではないでしょうか。

次に、ブレイクアウトが騙しに終ることが多いという点についてですが、これは
私も同感です。ただ、よくよく考えると商品でも最近はそういう傾向が
あるように思いますので、単に市場参加者の技術レベルが向上してきて
比較的ポピュラーなシグナルの有効性が薄れてきているだけかもしれません。
もうひとつ考えられる理由は、先物市場はその建玉の99%までが現物の背景を
持たない、いわゆるカラ玉であるのに対し、株式市場の場合、現物取引の方が
比重が高く、しかも(通常は)買いの一方通行なため、内部要因の悪さが価格調整に
つながるのが遅くなるためではないか、ということです。これについては、私もぼんやり
感じているだけですので、今のところ断言的なことは言えません、すみません。

>株式はインサイダーだらけと思ってますので,情けないことですが,投資顧問の情報で
>売買しております.(情けない,トホホ.)でも,それで利益を取ってます.(さらに情けない.)

この世界、勝てば官軍ですので、そういう優秀な投資顧問の助言が得られるのであれば、
きわめて有効な戦略ではないでしょうか。情けない、なんて思いませんよ。

私は、(少なくとも短期売買前提の銘柄については)材料や業績の情報は一切無視して
テクニカル分析だけで判断するようにしています。情報の早さ・確かさで対抗しようと
する限り、我々には勝ち目がないと考えているためです。具体的なデータは
価格と日柄・出来高・信用取組だけです。まれに手口を参照することもありますが。
あと、実は掲示板の書きこみを非常に参考にしています。とは言っても推奨されている
銘柄そのものを参考にするわけではありません。ひとつにはその銘柄の潜在的な人気を
知っておくためです(株価は最終的には広義の需給と人気で決まると考えています)。
もうひとつは仕手筋の介入や大口資金の流入の噂をチェックするためです。手がけている
銘柄にその手の噂が出始めたときは、それが事実であろうとなかろうと、なるべく
手仕舞いの方向で対応することにしています。値動きが擾乱を受け、分析が難しくなるからです。

長文たいへん失礼致しました。
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投稿者:マーケットの奇術師  投稿日:2000年03月18日(土)21時51分01秒

昨夜は変な書きこみしちゃって申しわけありません。
はずかしい・・・。今日は夕方まで寝てました。
私も奇術師やめて道化師とかに改名しようかな。

あ、おわかりの方もいらっしゃると思うのですが、わたしの投稿名は
"Market Wizards" という、世界的に有名な、魔術師と呼ぶにふさわしいトレーダーへの
インタビュー集のタイトルをもじったものです。邦訳も出ています。
『マーケットの魔術師』(日本経済新聞社)、『新・マーケットの魔術師』(同友館)。
ある程度経験のある方には、得るところきわめて大な参考書だと思います。
魔術師とはいかなくても、そのまねごとぐらいはできるようになりたいと思って
奇術師と名乗りました。でもやっぱり道化師かも。ははは。
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ツナギ売り
投稿者:マーケットの奇術師  投稿日:2000年04月09日(日)10時18分29秒

もう少し詳しく説明しますと、大きく4つの枠に売買を割り振り、全体として
ポジションのバランス(買いと売りに極端に偏らないようにして、全体相場の
急落・急騰リスクに備える)、セクター間のバランスが取れるように配慮しています。

1. 長期現物買い部門
2. ヘッジ売り部門
3. 短期現物買い部門
4. 短期信用売り部門

掲示板で主に売った、買ったと書いているのは3,4です。これは原則としてツナギは
しません。利食いになるか損切りになるか、どちらかです。
1は優良株が中心になっています。富士写・トヨタ・TDK・日立・三井物・東海上、等々。
(表のソフトバンク信者にはミソもクソも同じでボロ株扱いされてますが(笑))
2がいちばんわかりにくいのですけど、基本的に1のヘッジ目的の売りです。
同じ銘柄をツナギ売りすることもありますが、別の銘柄を見合いで売ることもあります。

さて、ではなぜ現物を売らず、ツナギ売りというややこしいことをするか、ですが。
これには大きく2つの理由があります。

A.はずれ銘柄を引かないようにするため

高値で利食い売りして、安くなったところで買い直せば良い。たしかにそのとおりなのですが、
現物を売ってまとまった現金を手にしたとき、はたしてその銘柄が安値をつけるまで我慢強く
待って同じ株数を買いなおすことができるでしょうか?
私なら、おそらく待ちきれずに、そのとき強そうに見える他の銘柄に手を出してしまうでしょう。

株で損をする行動パターンとして、ありがちなのが次のようなものです。
・まずおっかなびっくりいくつか買う。
・少し上がれば大喜びで利食い、休む間もなくいそいそと次の新しい株を買う。下がったものは
 我慢して持ち続け、値上がりを待つ。
・そうこうするうちに、手持ち株に塩漬け銘柄がだんだん増えて行き、利食える株が少なく
 なってきて、うっとおしい日々が続く。
・とつぜんの暴落が市場を襲う。しこりがあって需給が悪く上がらない株ばかり持っているので、
 そういう株は市場平均以上に大暴落する。
・怖くなって投げ売りし、二度と株に手を出さないことを誓う。
要するに、着実に値上がりする良い株をどんどん手放し、悪い株ばかり手元に残すので、なかなか
パフォーマンスが上がらず、リスクに弱くなるわけです。
こういうパターンに陥らないために、優良株はなるべく現物を手放さないように、目先の下げは
つなぎ売りで乗り越えるようにしています。

B.精神的な負担を軽減するため

例をあげて説明しますと・・・6501 日立、この株は私は2月に1600ぐらいでツナギの売りを入れ、
3月中旬に中期上昇トレンド割れが回避されたものとみて売り玉を買い戻しました。
さて、たとえばおお惚けものさまが取得原価数百円ぐらいの日立をたくさん持っていたとして、
2月ごろ、なんとなくヤバそう、という程度の段階で現物を全部利食うことができますか?
そこからさらに切り返して上がって行くことを考えると、ついそのまま持ち続けたくなるのでは。
あるいは、3月の段階で、もとの株数全部を買い直す決断ができるでしょうか?
もっと下がるかもしれない・・・と、躊躇してなかなか買えないのが普通ではないでしょうか。

やってみればわかりますが、下落の兆候をかぎとったとき、現物を背景に売り玉を建てるのと、
現物を売り切るのとでは、かかってくるストレスが全然違います。安くなった株を新規で買うのと、
売り玉を手仕舞うのとでも、同じことが言えますよね。
いざとなれば現物がある、という安心感のもとで、わりと気軽に売ったり買い戻したりできるのは、
大きな利点だと思います。

あと、
C.常に値動きを肌で感じるため
玉を持っていれば、値動きを日々実感でき、感覚が鈍らない、ということもあります。
普通、手放してしまった株の動向をその後も追いつづけることはあまりしなくなりますよね。
たとえ継続して帳面をつけていたとしても、玉をもっているのといないのとでは、値動きから受け取る
感覚に大きな違いがあります。

D.経理上の問題
要するに、あまりいっぺんに売却益を出すことは避けたい、ということなんですけど、これについては
コメントは控えさせてください。

・・・などの理由もありますが、主なものはAとBです。
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投稿者:マーケットの奇術師  投稿日:2000年04月12日(水)07時47分01秒

ちょっと変わったお話をしましょうか。

市場心理、リスク心理の研究でよく引き合いに出される例なのですが、
次の2つの質問を考えてみてください。

・次のどちらを選びますか。
A 確実に800ドルもらえる。
B 85%の確率で1000ドルもらえるが、15%の確率で何ももらえない。

・では、次のどちらを選びますか。
C 確実に800ドル失う。
D 85%の確率で1000ドル失うが、15%の確率で何も失わなくてよい。

ほとんどの人がAとDを選ぶのだそうです。
ここで注目すべきは、どちらの質問でも期待値を合理的に判断した結果とは反対の選択が
好まれること、そして第一問では確実さを、第二問では不確実さを好むという非対称性です。
この結果は、リスクにさらされた場合の心理として、同じ金額なら利益の喜びよりも
損失の不快感が大きいということを示していると解釈されています。

簡単に言うと、取引で含み益が出ているとき、さらに含み益が増大する可能性が高いにも
かかわらず、利食いして利益を確定したいという衝動が強く出がちである、ということ。
逆に、取引で含み損を抱えているとき、もしかしたら相場が反転して含み損が減るのでは
ないかと期待して、損切りのタイミングが遅れがちになる、ということでしょうか。
人間の心理というのは、市場ではもともと損をするように出来ているのかもしれません。

相場の格言はいろいろありますが、「損は切れ、利は伸ばせ」という意味のことは
古今東西を問わず非常にたくさんの先達たちがおっしゃっています。
「負けポジションはすぐに手仕舞え、勝っているポジションはとことん引っ張れ」
「利食いの機会が生じている間は黙って見ていろ、しかし災難のときは野兎のように走れ」
「利食いの指値はするべからず」

『新・マーケットの魔術師』でウィリアム・エックハートは次のように語っています。
「よく知られた格言で全く間違っているのが、『利食いして破産した者はいない』。なぜなら、
まさにこれで多くのトレーダーが破産していったのだからね。素人は大きな損失で破産するが、
プロは小さな利益を確定してしまうことで破産するのさ」
「少しでもいいから常に勝ちたい、という欲望はトレーダーには不利に働く。勝率はもっとも
意味の無い統計値のひとつで、むしろ利益とは逆相関の関係にあるかもしれない。要は
負けトレードでの損失を限定し、勝ちトレードで利益を育てる、ということだ」
「(心理的に)楽なことをしてはならない。正しいことをしなければならない」

私が偉そうに付け加えることなど何もありませんが、、、もし素人の主婦さまがお悩みなら、
・玉を建てる際にあらかじめ損切りポイントを決めておく
・含み益が出たときは早々に利益を確定せず、目先の天井(底)を打つまで我慢する
こういうことを試しに考えてみれば、もしかしたら相場の見方が少し変わって、新鮮な視点が
できるかもしれません。おせっかいでごめんなさい。元気出してくださいね。
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投稿者:マーケットの奇術師  投稿日:2000年04月13日(木)01時25分39秒

>期待値からは両方とも逆の選択をするべきとか?どういう計算になるのでしょうか?

えーと、Aは$800ですが、Bは$1000×0.85+$0×0.15=$850で、期待値としては
Bのほうが有利です。同様にCは-$800、Dは-$850で、Cのほうが有利です。

ただしそこで言いたかったことは、有利なほうを選ぶべしということではなく、
安心感や期待感から無意識のうちに不利なほうを選んでしまいがちな人間心理に
気をつけたほうが良い、ということだったのです。

>利食いはゆっくりとのことですが、今の相場は売りは早めに確定した方がよいようですね。

短期急騰した銘柄を値頃で売るのは、それが天井であれば良いのですが、結果的に
上げトレンド途中の押し目を売りで取ろうとしていることになることが多く、
ぐずぐずしていると利食い損ねることになりがちです(ほろほろさまのご指摘通り)。
私の考え方としては、売りは下げトレンドに転換したものを売るのが本来のやり方です。
「利食いはゆっくり」というのは、言いかえれば、「トレンドに沿ったトレードを
心がけ、トレンドが変わるまでポジションを堅持しなさい」と言うことだと思います。
(これを守らないと、5202 板硝子のように苦労することになります(T_T))

「いったん底を打った相場は、天井をつけるまで決して売ってはならない」
「いったん天井を打った相場は、底をつけるまで決して買ってはならない」
なかなか実行できないのですが、実に味わい深い箴言だと思います。
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投稿者:洋子  投稿日:2000年04月27日(木)19時38分20秒

おこんばんは。私は空売りって嫌いなのよ。商品でヘッジのために
やるのなら理解できますけど。本来は株式市場でも信用の売りは将来を
託した持ち株を長く維持するためにやるべきだと思うの。持ち株が余り
にも大きく値上がりした時にツナギを入れてまた買い戻し単価を下げ
株数を増やすためにやるのが本来の姿ね。人それぞれ考えも好みも
違いますけどね。そしてカラスの勝手だし。でも市場から退場して
欲しい株、株主のために頑張っていない株は私もカチンと来るから
たまには売りから入ることもあるわ。しかし日本にバブル崩壊後
やっと明るい日ざしが見えてきた現在差益を得るためには何でもかん
でも売るというスタンスがもし広まったら大変なことになると思うの。
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投稿者:マーケットの奇術師  投稿日:2000年04月27日(木)22時03分29秒

洋子さま:
いらっしゃいませ。長文ごくろうさまです。商社サマからお越しとは。
商社と言ってもピンキリですけど、「お国のために」という言い回しは、バリバリの
財閥系総合商社を連想させますね。ディーリング部門のお方ですか。原油、それとも
メタルかな? 個人的にはCommoditiesの話題でもけっこうですので、ぜひ面白いお話を
聞かせてくださいまし。
(・・・と思ったんですが、空売りはお嫌いなのですね。私の知るかぎり、ディーラーには
あまりそういう思想をお持ちの方はいらっしゃらないと思うので、おそらく私の勘違い
なのでしょう)

>日本にバブル崩壊後やっと明るい日ざしが見えてきた現在差益を得るためには何でもかん
>でも売るというスタンスがもし広まったら大変なことになると思うの。

個人的には、売買差益を得ることを前提とする限り、カラ売りも買いもほぼ等価だと思います。
買ったものはいつか売るわけだし、カラ売ったものは半年以内にカバーしなくてはなりません。
安く買って高くなったら売るのが前向きで、高いときに売って安くなったら買い戻すのが
後ろ向きだというのは、商社ウーマンらしからぬ古風な市場観をお持ちで・・・。我々は
高いとき売りはしますが、買い方が恐慌状態になって投売りを急ぐとき、買戻しを入れて
自律反発で一息つかせてあげるのもまた我々です。むしろ空売りをやる人が増えたほうが、
株価の安定につながるのでは?
(唯一例外は、反対売買を前提としない買い、つまり現株を買ったら庭にでも埋めちゃって、
百年たっても絶対売らない、という買いですが・・・そんなことする人は少ないでしょう)
おっと、こんな理屈は重々ご承知だと思うので、単なる好き嫌いの問題なのでしょうけど。

ここではどちらかといえばまとまった長文が好まれるみたいです。
内容の薄い一言レスで貴重なログが流れてしまうのは惜しいとか、いろいろ言われては
いますが、じつは単にお年寄りが多くて、話がくどいだけかもしれません (^_^;
ま、なるべくお手柔らかにお願いしますね。
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投稿者:洋子  投稿日:2000年04月28日(金)19時56分33秒

>マーケットの奇術師さんへ
私は○書なのディーラーではありません。ただ中枢の方と常に接し
いますのでいい話も聞くことができます。商品の話ということですが
貴方は現実としてディーラーの方ですか?株を触っているようですので
商品専門ではないようですね。私は商品の口座もありますが最近の
パラの相場に対する措置には憤慨したわ。せっかく確信した情報で
大きくロングで参戦したはいですけど一部業者保護のために新規売買
停止、決済のみだなんて本当に日本の信用にも関わる問題だと思うわよ
今回のこの問題に対して貴方の意見はどうでしょう。

私が空売りは嫌いだということに関してはまずいろいろな意見が
ありましたね。よーくわかるわ。でも提灯の立場での視点ではなく
次元が違うスタンスでの意見です。

>カラ売りするから株が下がるという把握がまず根本的に間違っています。
>個人的には、売買差益を得ることを前提とする限り、カラ売りも
>買いもほぼ等価だと思います。
>買ったものはいつか売るわけだし、カラ売ったものは半年以内に
>カバーしなくてはなりません。

のような誰でもわかっていることに関してではなく
>一時期の外国人投機家
>の貸株をつかった売り崩しの方がよっぽど問題。

のような次元で心配しているのよ。貴方達がそこまで力がない
のは言われなくてもわかっていますが、空売りに対しては
少なくても清春ちゃんくらいのスタンスは持って欲しいわね。
今後ネット社会もどんどん広がり少額で信用取り引きができる
時代の状況下では思いもかけないことも起こる可能性もあると
思うわ。まるで一時期の外国人投機家のような力だって持つ
可能性もあるでしょう。現にアメリカではディーラーが
個人投資家グループに何度も敗退していることは知っている
わよね。(それだけネット普及により従来では考えられなか
ったことも起こっていることを言いたいの)ですから
「ナショナリズムと言う見地」という言葉を使うなら尚更
始まったばかりのこの掲示板では基本はツナギ売り、清春ちゃん
の言うように優良な日本が自慢できるような株はなるべく
避けながら銘柄選択を進めるのも必要なことだと私は思うのよ。
なんだかここに来ると私もまじめになってしまうわね。

BY,BY はバックヤードのまたその裏なのよ。じゃね。
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ストキャスティクス??
投稿者:ゆうたろう  投稿日:04月29日(土)10時31分25秒

ストキャスティクス
これは、一定期間で推移した値幅の中で、現在の株価がどの水準にあるかを知るための指標です。
たとえば期間を25日間に設定した場合の公式は次の通りです。
(前日の終値−25日間の最安値)÷(25日間の最高値−25日間の最安値)×100%
グラフにするときは、ダマシを減らすために、毎日のデータの3日平均を計算しグラフ化します。
数字は0〜100%の範囲で推移しますので、基本的には80%以上が警戒圏、20%以下が
底値圏となります。

SRV
には3種類ありSRV-K・SRV-Fast・SRV-Slowは、一定期間の高値・安値・終値
から計算し、これも0〜100%の値をとり、目安は、80%以上が高値圏に20%以下を
安値圏とします。これにより買われ過ぎ・売られ過ぎが読みとれる指標です。
それぞれ、株価の変化に反応する度合いに違いがあり、-Kが最も速く -Slow が遅くなります
どれか1つをみるのではなく3つを組み合わせて判断するようです。この指標は日々の
高値と安値を重視しますので、基本的に日足で見るものだったと思います。

さて、わたしがわかるのはここまでです、自宅に居たらカンニングしてもっと詳しく
書けるのですが・・
それと、上記のものもたぶん合っていると思うのですが自信はないです。(笑)
間違ったところもあると思うので、みなさま鵜呑みにせず、自分で本を読んでください(笑)

まこさまもかなり勉強されておられるようですが、マーケットの奇術師さまやとれんどさま
あたりは、かなり詳しくまた実戦にも応用して使われているように思います。違いますか?
わたしの説明だけでは、わかりずらいと思いますので、あとのフォローはほかのみなさまに
おまかせします。
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投稿者:マーケットの奇術師  投稿日:2000年04月29日(土)23時22分11秒

ゆうたろうさま:
私は基本的に、経験と実績に裏付けられた緻密で高度なパターン認識によって
相場観を形成しております・・・わかりやすく言うと、ヤマカンです(笑)

でも、ストキャスは、戻り一杯・押し目底を判断するときなどによく見ますよ。
あと、サイクル系の銘柄でセコく逆張りで取ろうとする場合とか。
もちろん日足で、パラメータは9日で見ることが多いですね。
基本的に、短期逆張り系の指標なので、トレンドの転換というよりは、目先の
玉の出し入れのタイミングをはかるのに参考にしています。
まこさまがユニークなのは、週足に適用し、中期のトレンドの反転のシグナル
として応用なさっている点でしょうか。ゆうたろうさまも指摘なさってますが。

ちなみに、メジャーなトレンドの転換を判断するときにわりと重視している
指標は、私の場合RSIのダイバージェンスシグナルです。もちろん
チャート自体がリバーサルパターンを示していることが前提ですけど。
とれんどさまは、きっと最適化されたインデックスをいろいろ組み合わせて
研究なさっていると思うので、私もお話が聞けるのを楽しみにしています。
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投稿者:マーケットの奇術師  投稿日:2000年04月30日(日)00時17分56秒

洋子さま:
ますます長文の投稿、恐れ入ります。○書は秘書でよろしいのでしょうか。
まじめに書いていただいたので、まじめにレスさせていただきます。

>商品の話ということですが貴方は現実としてディーラーの方ですか?

いえ、私は商社のディーラーではありません。一般の委託者とも少し立場が
異なりますが・・・いわゆる当業者の端くれとお考えいただければよろしいかと。

>私は商品の口座もありますが最近のパラの相場に対する措置には憤慨したわ。
>せっかく確信した情報で大きくロングで参戦したはいですけど一部業者保護の
>ために新規売買停止、決済のみだなんて

例のTOCOMの件ですね。たしかに・・・。でも、洋子さまなら二回目の
市場管理委員会が開かれた時点で抜け解合が見えていたでしょうから、
さっさと見切りをつけてNYMEXに玉を移せばよろしかったのでは?
最終的に20万ドルまで証拠金を上げてしまいましたので、実際にはやりづらかった
でしょうけど、そのかわりTOCOMの規制情報でショートでも取れましたしね。

>本当に日本の信用にも関わる問題だと思うわよ
>今回のこの問題に対して貴方の意見はどうでしょう。

おや・・・(^_^;) うーむ、びっくり
本当に率直に申し上げてもよろしいのでしょうか・・・。
TOCOMのメタル市場で、商社筋がどういうことをしていたのか。
日本の信用、TOCOMの信用以前に、貴社の信用がまず問われかねない状況でしたが。

すべてご承知の上でお尋ねなのなら、「お国のために」という立派なお言葉が
色褪せますし、もしご存じなくて真剣にお尋ねなのなら、
>中枢の方と常に接しいますのでいい話も聞くことができます。
申し訳ないのですが、残念ながら「いい話」も、たいしたことなさそうですよ。

>>一時期の外国人投機家
>>の貸株をつかった売り崩しの方がよっぽど問題。
>のような次元で心配しているのよ。
>今後ネット社会もどんどん広がり少額で信用取り引きができる時代の
>状況下では思いもかけないことも起こる可能性もあると思うわ。

個人投資家の制度信用によるカラ売りがいくら増えても、ご心配のようなことには
ならないと思いますです。
かつて、バブル以前の頃ですが・・・各種投資グループの類による組織的な
スクイーズが何度も成功を収めましたよね。最終的にはどれも自分たちの力を
過信して、破綻してしまいましたが。
おそらく、洋子さまは逆のパターンで、たとえばネットトレーダーが連帯して
売り崩そうとするような状況を憂慮なさっているのだと思いますけど・・・。

彼らが一時的にでも市場をねじ伏せることができたのは、常に「現物買い」から
ポジションをとっていたからだと思います。商品市場では実弾さえ用意できれば
弱気筋も成立しますが、株式市場では「信用売り」で売り崩そうとしても、まず
勝てないでしょう。

1.現物の買い
2.現物の売り
3.信用の買い
4.信用の売り

と、ポジションの取り方には四通りありますが、「貸株利用の売り崩し」というのは
2ですよね。現実問題として日本の個人投資家が2を実行することは困難ですから。
4が増えるのと2が増えるのは別問題です。
腰の据わった1の需要がある時には、4がいくら束になってかかっても勝てません。
カラ玉が玉締めの前にいかに脆弱か、パラ相場をつぶさにごらんになった
洋子さまならよくご存知のことでしょう。
ちなみに、大蔵省の意向による規制で、貸株利用の売り崩しは難しくなってきて
いるのが実情だと思います。次元が違うとおっしゃいますが、私には残念ながら
洋子さまの論は感情的なショート嫌いの域を出ていないように思えるのです。

>優良な日本が自慢できるような株はなるべく
>避けながら銘柄選択を進めるのも必要なことだと私は思うのよ。

すみません、個人的には、「できあがった」優良株の噴き値売り、万年売りは、
非常に有効な戦略だと思っています (^_^;
安易に売るべきでないのは小型成長株でしょうね。
もちろんお国のためじゃなくて、踏み上げを食わないためですけど・・・
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ツナギ・両建て
投稿者:マーケットの奇術師  投稿日:2000年05月07日(日)

では改めて、両建てとはなんでしょうか?
もちろん、同一銘柄にて同じサイズの売りと買いを同時に建て、値動きによって
値洗が変動しないようにすることです・・・と、定義はこのとおりなのですが、
言葉の使われ方は状況によって微妙に異なります。

普通は、急激な価格変動から既存のポジションを守るため、一時的に反対玉を
建てることを意味することが多いようです。1000円で買った株が、意に反して
900円まで急落し、さらにまだまだ下がりそう・・・というとき、1000円の買い玉を
そのままにして、900円で新たに売り建て、目先下げ止まるまで様子を見る、という
ような手法です。たとえどこまで下がっても、買い玉の損失拡大は売り玉の利益拡大で
相殺されますので、トータルの値洗は変化しません。

上の例は損失になっている玉に対する両建てですが、利益になっている玉に対する
両建てもあります。1000円で買った株が首尾良く1100円まで上がりましたが、目先
これ以上上がるかどうか微妙になってきた、というときに、単純に利食うのではなく、
1100円で新規に売り玉を建てるのがこの場合の例ですね。もちろんその後下がっても
上がっても100円幅分の利益は増減しません。前者の両建てと区別するため、
「利パッチ」などと俗称します。

さらに、同時に売りと買いを建てる場合もあります。1000円で売りと買いを同じだけ
建てるわけです。一見無意味のように思えますが・・・じつはいろいろと深い意味が
あるのです。ま、ここでは手法の紹介が目的ではありませんので省略します。

さて、一般に「ツナギ売り」と称するものは、当面売る予定の無い現株を持っていて、
目先下げそうと判断した場合に、みすみす評価益が目減りするのを回避するため、
同銘柄の売り玉を建ててヘッジすることです。(狭義の定義)
上の両建ての二番目の例と同じなのですが、単に利パッチと言った場合は、先の動きを
どう読むかはあまり関係無く、単純に利益確保の意図が強いのに対し、「ツナギ売り」と
表現する場合は、
・現株は良い株なので長期的な視点からすると売りたくない
・目先の下げが底を打ったら、売り玉を外して再びロングに戻す
という意図を強く匂わせる表現ですね。

少し視点を変えて・・・。
そもそも、何の為にツナギ売りをするかと言いますと、下げ相場から利益を守るためです。
その意味からすれば、、、たとえばトヨタを持っていて、為替が円高に振れてきたとします。
輸出株には悪材料ですので、おそらく売られるでしょうから、トヨタの売りを建てて繋いでも
いいのですが、もっと円高に弱そうで、なおかつ最近上げすぎているような銘柄が見つかれば、
そっちを売っても良いわけです。もちろん株価水準が異なる場合は株数を調整します。
こういうのを「見合いで売る」などと表現しますが、やっていることはツナギの一種とみなして
さしつかえないと思います。ただし、もちろん、同じ銘柄を売る場合と比べると、股裂きになる
危険がある分、リスクは増大します。

さらにこの考えを推し進めると、円高で上がる株を買ってヘッジする、という策も考えられます
(石油株など)。ただ、この場合は両方ともロングになりますので、全体相場の下落リスクに
さらされるため、非常に危険度が高くなりますが・・・。ここまでくると、ちょっとツナギと
表現するのは抵抗がありますね。
しかし、基本的に買うことしかできない投資主体(ファンドなど)では、こういう方針で運用
していることも事実です。

両建て、ツナギと類似した意味の言葉は他にもいろいろあります。
「スプレッド・ストラドル」「鞘取り」「裁定取引(アービトラージ)」・・・。
このあたりも整理して勉強してみると、投資の幅が広がるかもしれませんね。
特に、鞘取りについてはおお惚けものさまがわかりやすい説明をしてくださっていますので、
非常に参考になると思います。ただ、おお惚けものさまの手法自体は、かなり独創的なもの
だと思いますので、その点はご注意を。
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投稿者:マーケットの奇術師  投稿日:05月08日(月)21時51分03秒

>いやーよかったわ。私はお身体の具合でも悪いかと心配していました。
ご心配かけたようで、すみませんです。出張と称して出かけておりまして・・・。
こちらこそ、よろしくお願いします。

>利益確保の反対玉(両建て)そして同時に思惑の玉。
>ロングの玉をはずしショートで取る。(逆もある)
さすがに鋭いご指摘ですね。私が先の投稿でツナギの定義として述べたのは、林輝太郎先生の
言葉を借りますと、「コストダウンのツナギ」ということになりましょうか。洋子さまの
おっしゃる手法は、「利益確保のツナギ」ですね。混乱しそうだったので先の投稿ではあえて
触れませんでしたが、おっしゃるとおりもちろんそれもツナギの一種だと思います。
わかりやすく例をあげますと、

1) たとえば10000株買っていたとします。(0-10)
2) ある程度上昇したところでツナギ始めます。(2-10)
3) 高値圏で利益確保のツナギ玉を増やしていきます。(4-10)
4) 同時に、買い玉を徐々に利食っていきます。(4-8)
5) 売りと買いが等しくなったところで完全にツナギ終りです。(6-6)
6) 目先天井をつけたと見れば、弱気の売り玉を増やし、買い玉を手仕舞います。(8-2)
7) 下げに転じた時点で、完全にポジションはショートになっています。(10-0)

ということです。ツナギの売り玉が思惑の玉(弱気)に徐々に変化するところがミソですね。
天底狙ってドテン、ドテンでバタバタやるのではなく、本当に上手い人は手馴れた銘柄で
こうして丁寧に細かく玉を操作し、値動きの波に乗って行くのでしょう。

>でもなかなか集中なんか難しいのに当て物じゃ取れる訳もないのにあっちこっちじゃね。
>専門を持つなんて基本中の基本よね。
洋子さまのお言葉は含蓄がありすぎです(笑)
電子レンジで解凍して、おっしゃりたいことを翻訳すると、おそらくこういう意味では。チーン

------------------------------以下 勝手な翻訳
この掲示板はおそらく信用取引を始めて間も無い方もたくさん読んでいらっしゃると
思いますが、ベテランのみなさまが住友大阪、安川電、古河電などを話題になさっているのを
鵜呑みにして安易に乗っかるのは危険だと思います。百戦錬磨のみなさまでもなかなか先が
読めないからこそ頻繁に話題になるのであって、これらは決して簡単な株ではありません。
そもそもカラ売りとは、掲示板の推奨銘柄を次々ととっかえひっかえして当て物的に張る
ものではないと思います(ほんとは買いでも同じことなんですけど)。
急騰銘柄を売り向かって短期で大きな下げを取るのがカラ売りだ、という考え方だけでは
長く続けるのはなかなか難しいのではないかと。
もし、いまいち売りのコツがつかめない、あるいは恐怖感がぬぐえない、銘柄の選び方が
わからない・・・等のお悩みをお持ちの方がいらっしゃいましたら、まずは地味な株で
波乗りの練習、上げ下げに付いて行く練習をやってみるのもひとつの方法だと思います。
2802 味の素、6707 サンケン、8751 東海上なんかは比較的やりやすいかもしれません。
1年もやってみれば、ずいぶんと見方が変わると思います。その結果、うまくいけそうなら
継続してその株を自分の専門株として長く付き合っていけばいいし、もし手が合わなくても
他の銘柄を探すときの基準が自分なりにつかめるんじゃないでしょうか。
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投稿者:マーケットの奇術師  投稿日:2000年05月26日(金)23時10分43秒

野村の営業も最近はずいぶんイメージが変わりましたけど、当時は清春さまおっしゃる
ように、すごかったですよね。「野村のセールスマンは洗脳されている」なんて、みんな
陰口を言っていたものです。紅衛兵とか赤軍とか言う人もいました。
ま、それほど一糸乱れぬ大量推奨販売が徹底していたということなのでしょう。
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投稿者:マーケットの奇術師  投稿日:2000年05月27日(土)12時28分25秒

>マーケットの奇術師さんへ
>紅衛兵ですか。懐かしくて泣けてきます。造反有理、若い人に分かるかな。
>赤軍といえば日本赤軍派が平壤物語に登場しますよ。不思議な一致でしたね。
>野村の営業マンが金太郎飴軍団と揶揄されていたのは有名でしたが
>紅衛兵、赤軍と呼ばれていたとは初耳です。

金太郎アメ軍団、そのココロは・・・上から下まで、同じことしか言わない (^_^;)
シナリオを作り、銘柄を選んで推奨するというのは、どこの証券会社でもある程度は
やりますが、野村ほど一貫していたところはなかったように思います。
セールスマンも銘柄を自分で考えてお客に勧める必要はなく、すべてマニュアル通りに
同じ口上を繰り返すばかり。一種、狂信的と言ってもいいぐらいの徹底度でした。
赤軍と言っても日本赤軍ではなく、ソビエトの労農赤軍のイメージだったのでしょう。
今なら、怪しい新興宗教にでもたとえられたかもしれませんね(笑)

そうそう、ここにはお若い方も多く、正しい神頼みのコツ(?)をご存知ない方もたぶん
いらっしゃると思いますので、この機会にこっそりお教えしましょう。
とはいっても、簡単なことです。ご利益があったら、必ずお礼参りをすること。これだけ。

人間というのは勝手ですから、相場が苦しいときは神様におすがりしたくなるものですが、
いざ首尾良く苦境を抜け出したら、真っ先にご報告とお礼に行かなければならないはずの
神様のことなどコロッと忘れてしまいがちです。夜な夜な、きれいなお姉さんのところへ
羽を伸ばしに行ってみたり、すべて自分のお手柄のように大威張りで吹聴したり・・・。
きっと神様は、「この礼儀知らずめ」と、苦々しく思っていらっしゃることでしょう。
今度またお願いしても、知らん顔されてしまいますよ。

旅先でお参りしてお願いしたときは、必ずそのためだけにでも再度足を運び、お礼参りを
することです。もしそれができないなら、旅先でその地の神様に軽々しく願い事をしない
ことですね。

あ、言うまでもありませんが、ご利益が無かったときに、悪い意味の『お礼参り』を
してはいけません。「お賽銭返せ」と落書きしたり、鳥居に立ち小便をしたりすると、
それこそ罰があたります (^_^;)
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投稿者:マーケットの奇術師  投稿日:2000年05月27日(土)16時05分36秒

>ところで、正しい神頼みのコツは、奇術師さまの経験談ですか?(笑)

私は、神頼みはいたしません。
魔術師志望の奇術師ですので、苦しいときは西洋魔術を使います。ふふふ・・・。

これは絶対に触れてはいけないタブーで、おそらくほとんどの善良な投資家の方は
ご存知ないと思うのですが・・・欧米のユダヤ系金融資本が相場で常に上手く立ち回り、
濡れ手に粟の大儲けをしているのは、実は彼らがソロモンの秘儀を駆使し、堕天使たちの
偉大なる力を利用しているからなのです。
おっと、絶対にここだけの話にしてくださいね。

具体的なやり方について簡単に説明するのは難しいのですが・・・
黒いローブを着て、アセイミナイフを持ちます。アセイミナイフというのは、満月の光を
たっぷり浴びて魔力を強めた純銀の短剣のことです。また、羊皮紙に岩塩のかけらを
包んで懐に入れます。
儀式を始めるのは、NY市場がオープンする時間帯です。蝋燭を立てた祭壇の前の床に
大きく六芒星の魔法陣を描きます。電灯は決して使わず、電気を使う器具も遠ざけます。
いけにえの小羊が必要なのですが、なければウサギを何羽か供えておいてください。
なお、絶対に儀式が終わるまでは六芒星の中から出てはなりません。
呼吸を整え、ゆっくりと呪文を唱えて大いなる存在を召喚します。
呪文は・・・エコエコアザラク・・・ではありません。

東を向き、アセイミナイフの切っ先で地の五芒星を空中に描きます。そして、その中心を指し、
「YHVH(ヤーヴェー)」と唱えます。
同様に、南を向き、五芒星を描いて、「ADNI(アドナーイー)」と唱えます。
西を向き、五芒星を描いて、「AHIH(アーヘイーエー)」と唱えます。
北を向き、五芒星を描いて、「AGLA(アーグラー)」と唱えます。

アテー・マルクト・ヴェ・ゲブラー アーメン
ヴェ・ゲェドゥラー・ル・アウラム オーメン

ガブリエル、我が前方に (Gabriel before me)
ラファエル、我が後方に (Raphael behind me)
ミカエル、我が右手に (Michael to my right)
ウリエル、我が左手に (Uriel on my left side)
我が周囲に五芒星燃え、我が頭上に六芒星輝く (A disc of golden light in the circle of fire)

アテー・マルクト・ヴェ・ゲブラー アーメン
ヴェ・ゲェドゥラー・ル・アウラム オーメン

以上です。
本来は全部ヘブライ語のはずですが、日本語でも英語でも、チャンポンでもOKです。
ちなみに熾天使たちの名は、ゲイブリエル、ラッファール、マイコウ、ユリアーというのが
英語の発音に近いでしょうか。

成功すると激しいラップ音が鳴り、蝋燭の炎が大きくゆらめき、急激に気温が低下します。
ゆっくりと正確に願い事を伝えましょう。相手が何を言っているのか良くわからないときは、
『人間の姿を取り、明確に語り給え』と要求しましょう。

さて、本当なら呼び出すのは地獄の財務長官ルキフグス、もしくは黄金の番人マンモンにしたい
ところなのですけど、これらはあまりに凶悪で、極めて危険ですので、はじめのうちはやめて
おいたほうが無難です。
お勧めは気軽に来てくれる地獄の侯爵マルコキアスです。翼を持った狼の姿を見せてくれます。

なお・・・
昔から悪魔への成功報酬は人間の魂と相場が決まっていましたが、
最近のマーケットの悪魔が要求するのは追証です。くれぐれもお気をつけて。

>最近、奇術師さまの「売り専」での活動が少ないなぁと思っていました。
>「きれいなお姉さん」のとこに通っておられたのですか〜。なるほど。_〆(。。) メモメモ
>しかも夜な夜な・・・ククク(笑)

・・・(^_^メ) そごう倒産と東光暴落祈願の儀式を準備しておかねば・・・
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投稿者:マーケットの奇術師  投稿日:2000年06月24日(土)07時40分35秒

身に余るお言葉を頂戴し、恐縮です。「〜魔術師」「新・〜魔術師」は、ある程度相場を
理解された方なら、きっと目からウロコボロボロ、という極上の参考書だと思います。
私は、前者ではエド・スィコータ、後者ではウィリアム・エックハートのインタビューが
特に衝撃的でした。ノートに書き写したりしていましたので、ほとんど内容を暗記
しているぐらいです。

私は、自分のやっていることが面白くないとは決して思いませんが、相場に求めるものは
人それぞれですから、大多数の方にはおそらくつまらなく見えるでしょうね。

もしよろしければ、
『欲望と幻想の市場〜伝説の投機王リバモア』(東洋経済新報社)も、究極のお勧め本の
ひとつです。大恐慌前のアメリカで活躍した相場師、ジェシー・リバモアの伝記的小説
ですが、単なる相場師伝ではありません。日本の相場小説の類は、相場そのものよりも
主人公の生き様を色恋沙汰を濃く交えて描くものが多いですが、この本の視点は徹底的に
マーケットとそこでの彼の振るまい、心理の描写に向いています。なにより、相場に
ついて深く考えさせられるエピソードや箴言があふれています。良書の常として、
読み手が経験を重ねれば重ねるほどに、得られるものが大きくなるように思います。

私のつたない紹介では伝わらないと思いますので、訳者(テクニカルアナリストとして
高名な林康史氏です)のあとがきから引用してみます。

「七十五年ほど前に書かれた小説を現代の米国の多くの相場師たちが必読文献としている。
 例えば、『マーケットの魔術師』のなかでインタビューを受けた著名な相場師十八人の
 うち、リチャード・デニスやエド・スィコータら六名が、この小説を読むことを推薦
 している。ラリー・ウィリアムズは『簡単に述べれば、今まで”ウォール街の賢人”に
 ついて書かれたものの中で最良の書物である。すべての言葉は金言であり、もし本書を
 持っていないなら、大至急、今日中にも買い求めること』と書いている。これ以上、
 本書の価値を簡潔に正しく伝える評はない・・・」
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美しい日本語を
投稿者:マーケットの奇術師  投稿日:2000年06月25日(日)00時50分11秒

休日モードということで、とーとつですが相場用語の基礎知識です。
まあ、言葉使いというものは時代と共に徐々に変化していくものですから、必ずしも
正しい・間違いと決め付けることはできないのですが・・・。まあ、参考に。

●投げ、踏み

掲示板などでよく、「踏まされてます」とか、「踏み上げられて困っています」などの
表現が目に付きますよね。人によっては、「踏まれてます」なんてのも・・・。
伝統的な言い回しとは微妙に異なる用法で、ちょっと不自然な感じがします。

そもそも、「踏む」というのは、売り玉を損失覚悟で高値で買い戻すことを意味します。
反対語はもちろん「投げる」です。

また、名詞化すると
「踏み」(損失覚悟の買戻)
「投げ」(損失覚悟の転売)
となります。

さらに、踏みや投げが原因で大きく株価が動く現象を、
「踏み上げ」(売り方の踏みが殺到して急騰すること)
「投げ崩れ」(買い方の投げが殺到して急落すること)
などと表現することもあります。これらはあくまで名詞であって、動詞として使うことは
本来ないはずなのですが・・・。

カラ売りした株が売り値よりも高くなってしまったときは、「担がれています」あるいは
「担ぎ上げられてます」と言うことが多いように思います。
逆に、買った株が買値よりも下がってしまっているときは、「引かされています」または
「しこってます」などと表現します。でも、これらの言い回しを逆のパターンのとき、
つまり「担がれています」と同義で使うこともありますが。
「ヤラレています」となると、これはもうどちらの場合にも共通の表現ですね。

●乗せ商い

「買い乗せ」「売り乗せ」などもよく目にする表現ですが、これはそれぞれ最初の建玉が
利益勘定になっているときにさらに玉を追加すること、すなわちいわゆる「乗せ商い」を
意味します。アゲンストになっているときの追加玉(ナンピン)と区別する表現です。
あくまでポジションの状況が基準であって、単なる上値・下値の区別ではありません。
つまり、当初買い玉から見て、上値で再度買えば「買い乗せ」ですが、当初売り玉から見て
上値で再度売れば「売り乗せ」ではなく「売りナンピン」になるということですね。

A.1000円でカラ売りし、900円でさらに売るとき:売り乗せ
B.1000円でカラ売りし、1100円でさらに売るとき:売りナンピン
C.1000円で買い、1100円でさらに買うとき:買い乗せ
D.1000円で買い、900円でさらに買うとき:買いナンピン

B/Dのケースでは、売り上がり・買い下がりなどの表現をすることもあります。
すべての場合に共通して使える便利な表現として、「売り増し」「買い増し」なども
あります。

●強気、弱気

相場用語で「強気する」とは、値上がりを期待して買うこと、買っていることを意味します。
値下がりを恐れないことではありません。
同様に、「弱気する」とは、値下がりを期待して売ること、売っていることを意味します。
値下がりを恐れることではありません。単なる臆病、根性無しという意味でもないです。

一般的な意味の「強気」「弱気」とは違いますので、「強気で売る」などの、誤解を招く
ような表現は避けたほうが良いかもしれません。
英語では、それぞれ「ブル」「ベア」と俗に言います。牛と熊ですね。

●玉

これは、「ぎょく」と読みます。「たま」とか「だま」ではありません。
将棋界と相場界においては、「玉」と書いてあれば、まず99%までは「ぎょく」と
読むものと心得ておいて、間違いはないでしょう。
ときどき、証券会社へのお電話などで、妙齢のご婦人が「タマ、タマ」と真剣に
連呼していらっしゃるのを目にすることもありますが・・・どこかに仔猫ちゃんでも
居るのかな、と思わずきょろきょろしてしまったり(笑)。

なぜ「玉」と言うのか、そのいわれは・・・と、書き出すときりがないので、またの
機会にしますが・・・もともとは芸妓、花魁を意味する廓言葉だったのですね。
兜町をなぜ俗に「シマ」と呼ぶのか、そのあたりとも関係して、興味深いところです。
(洋子さまあたりは、きっとお詳しいでしょうね)

意味はそのままですが、建玉、注文、端的には株そのものと考えてもいいでしょうか。
要するに未決済ポジションのことですね。もちろん「買い玉」「売り玉」は、それぞれ
買い建玉、売り建玉を意味します。(建玉は「たちぎょく」or「たてぎょく」です)
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投稿者:マーケットの奇術師  投稿日:2000年07月01日(土)12時55分43秒

そうそう、あの時書き忘れたのですが、売りたい強気さまがそのままハンドルに
なさっている「売りたい強気」「買いたい弱気」、じつに味わい深い表現です。
もしかしたら、これも意味を誤解されているかもしれませんが。

ところで、あの投稿のタイトルの『美しい日本語を』というのは、その後ろに
「守りましょう」とか「使いましょう」が来るわけではないのです。
率直に言って、相場界の俗な言い回しは、決して美しいものではありません。
というか、物騒で良家の子女は口にするのも憚られるような言葉が多いです。
切った、張った、取った、なんてのははまだ上品な方で、叩く、乗る、呑む、殺す、
果てはケツ入れ、カマ入れ、ツラ合せ、締め上げ・・・。
もともとそういう世界なので仕方ないのですが、覚えたての言い回しを得意げに
濫用していると、知らない人に眉をひそめられたりして恥かしい思いをすることも
あるかもしれません。特に女性の方はご用心、ですね (^_^)
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投稿者:マーケットの奇術師  投稿日:2000年 9月 8日(金)00時57分27秒

>出来ましたら客観的な立場でマ−ケットの奇術師さんの
>ネットに対する投資家の、ありようをお聞きしたく存じます

うーん、私は基本的に、書きたいときに好きなことを書き散らしているだけの
ノーテンキな参加者ですので、ご要望には沿えないと思いますが・・・
以下、客観的ではなく、あくまで一個人の主観、私的な感覚として書きますね。

人が掲示板に求めるものは、人それぞれ微妙に違うと思いますが、
株式掲示板の場合、やはり有望銘柄情報を求めてアクセスする人が
多いのでしょうね。

実は私の場合、掲示板の推奨銘柄を参考にすることはほとんどありません。
また、逆に自分が特定の銘柄を積極的に推奨することも、ほとんどありません。
誤解を招いているといけないのでこの機会に言いますと、私がときどき
『○○、売り』などと簡単に書くのは、売買報告であって売買の推奨では
ないのです。『○○を寄付成行で新規売り建てました』というのを略して
いるだけです。『○○を売り推奨します』という意味では決してありません。

未来の株価の推移を予測することの困難は、みなさまももちろんよくご存知の
ことでしょう。資金量も技術レベルもわからない不特定多数のみなさまに
自信を持って勧められるケースというのはあまりないと思います。
単に私が臆病なだけかもしれませんけど。

というわけで、もしかしたら私のようなタイプの投稿者は、大多数のROMの方々に
とって、どうでもいい存在なのかもしれないなあ、と思っていました。でも、
売り専科に投稿するようになってから、意外とみなさま興味を持って読んで
頂けているようで、掲示板に求める情報というのも案外多様なのかもしれないと
思い始めていたりします。

中国かどっかに、「貧しい人に魚を与えるより、魚の釣り方を教えて
あげた方が良い」というような格言があったと思いますが・・・
個人的には、個別銘柄名を挙げて推奨する記事で埋まった掲示板よりも、
みんなそれぞれの狙いを持って釣り糸を垂れながら、一方で情報や薀蓄の交換に
花を咲かせているような掲示板が好きですね。
自慢話やボヤキも結構、雑談もまた結構。上手い人がいればそのコツを教えて
もらったり、あるいはこっそり真似したりして学ぶこともできます。
(私は魚釣りはあまりやらないので、例えがおかしいかもしれませんがご容赦)

株式投資とは、すべて自分で考え、自分で決断し、自分で行動し、
そして結果をすべて自分で背負うものだと思っています。
銘柄の探し方、売買タイミングの計り方、玉の建て方・動かし方・・・
うまいヘタは別にして、それらすべてについて自分なりのやり方が出来上がった
ときが、めでたく初心者卒業のときなんじゃないでしょうか。
そして、そのための勉強なんですよね。

私がこの掲示板を気に入ってずっと居ついている理由は、ご自分なりの
やり方や相場観をしっかり持った方々が少しずつ集まって、お互いを
認め合いながら穏やかにかつ真剣に株談義をする雰囲気があるからです。

なんだかご質問の意図と違うお答えになってしまったような気がしますが、
うまくまとまらないのでこのへんにさせてくださいませ。
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投稿者:マーケットの奇術師  投稿日: 2000年9月13日(水)03時13分36秒

>結局僕は、株式投資で、金儲けよりも心理ゲームを楽しんで
>いるんだなとあらためて感じました。

そういう面はたしかに、誰しもあるかもしれませんね。

「勝っても負けても、皆自分の欲しいものを相場から手に入れる」
(エド・スィコータ、『マーケットの魔術師』より)

正直言って、相場は儲けるものというより、楽しむものと考えて
気楽にギャンブル感覚で参加するほうが、よほど気が楽だと思います。
本業を持った方が、そのかたわらに趣味としてご自分のペースを
守って参加されるなら、知的ゲームとして純粋に楽しいし、
社会勉強にもなるし、とても良いことだと思います。ただし
その場合、多少の損はゲーム代と割り切る必要がありますけど。

ちなみに・・・
習い事でも、スポーツでも、何でもそうですが、始めていきなり
プロ並みの超絶技巧がこなせるわけがありませんよね。
どういうわけか、相場では、一般に運さえ良ければ誰でも始めから
すごい利益が得られるような感覚があるようですが、たいていの場合
それは幻想だと思います。
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投稿者:マーケットの奇術師  投稿日: 2000年9月22日(金)07時46分47秒

以下、蛇足です。
私見ですが、信用買いは、特殊な事情がある場合を除き、やってはならないものと
心得ておいた方がよろしいかと存じます。本来、信用取引(に限らずレバレッジの
効いた金融商品一般)は、一攫千金を狙うための制度ではなく、ヘッジの為に
利用すべき制度であると考えています。
ましてや、仕手株や材料株を、値動きの良さに目をつけて大量に買い建てるなど、
破滅への第一歩と言っても過言ではありません。
制度信用による信用買いは、「日証金から金を借りて株を買っているのだ」と
いうこと、充分ご理解くださいね。借りた金にかかる金利が日歩なのです。
厳しい言い方になってしまい、申し訳なく思いますが、あえて申し上げました。
お気を悪くされたなら、お詫びします。
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投稿者:マーケットの奇術師  投稿日:2000年 9月25日(月)18時37分22秒

清春さま:
>日本はホントはなんにも豊かではなかったのに・・・。
>むしろ日経平均を10万円にして、その国富をバックに
>IT投資をやらねばならなかったのです。
>アメリカは数千ドルだったダウを一万ドルにして
>その国富をバックにIT革命を成功させました。

あはは (^_^;) 清春さまらしいご意見ですね。

個人的には、
日本はホントは豊かではなかったから日経平均は化けの皮がはがれて暴落し、
アメリカはホントは豊かだったからNYダウは上がったのだ、と思います。

ずっと思っていたんですが、、、相場とは何か、という根源的な世界観が
清春さまと他のみなさまの間で微妙に食い違っていて、そのあたりが、
いろんなトラブルの遠因にもなっているのではないかと。

相場神聖論:
相場とは、不特定多数の売り方と買い方の、個々の主体的な判断の集積が
値動きとなって現れてくるものである。仕手の介入は、株価の自然な動きを
阻害し、一時的にせよ市場の機能を低下させるので好ましくない。しかし、
そういう人為的な相場操縦は長続きしない。遅かれ早かれ、積み上がった
仮需要・仮供給は剥げ落ち、人気は離散する。
そして株価は「神の見えざる手」に導かれ、新たな需給の均衡点をめざして
再び自律的に動き始める。

相場人為論:
相場とは、人が作るものだ。誰かが積極的に旗を振り、先頭に立たなければ
いかに良い株でも上がりはしない。相場をいかに自分の都合の良いように
動かすか、証券会社もディーラーも仕手筋も、みな知恵を絞っているのだ。
相場の分析とは、それら主要プレイヤーの腹を探り、動きの真意をつかむ
ことが第一である。チャートなど軌跡に過ぎないし、そもそも力のある
プレイヤーは、チャートを作って大衆を引き込むことすらやってのける。

どちらが正しいとか、そういう問題ではありません。これは天動説と地動説の
ような学説の対立ではなく、哲学、世界観の相違ですもんね。

私は原理主義的神聖論者ですので(笑)、仕手化した株はめったに触りません。
やるにしても、相場が仕手のコントロールを離れ、取り残されたしこり玉の
重みで崩れて行く終末期に、便乗して売らせていただくだけです。
(そのかわり、皆が忘れた頃になっても、まだ延々と売り続けていたりしますが)
一般に、人為論者の方は自分が相場を動かす力を持つことが至上の喜びですが、
神聖論者の方は、自分自身の注文で相場が動かないようにすること、いわゆる
マーケットインパクトを与えないように建玉・手仕舞いすることに腐心します。

思うに、清春さま含め人為論者の方々は、兜町に近いところに居た方、もしくは
いらっしゃる方が多いのではないでしょうか。いわゆるセルサイドの方々ですね。
株屋はシナリオを書いて相場を作り・・・腕の立つ外務員は有力顧客をおだてて
にわか仕手に仕立て上げ・・・投資顧問やレポート屋は仕手と持ちつ持たれつで
相場を煽り・・・こういった世界が日常であれば、自然とそういう相場哲学を
お持ちになるでしょう。
また、仕手情報や兜町の早耳情報を駆使して相場に取り組んでこられた、プロ・
セミプロを自認する投資家の方々も、当然そういう世界観をお持ちでしょうね。

相場人為論者のみなさまに共通する価値観として、よくありがちなのが、
・相場は当ててナンボ。当たらない予言、当たらない予言者は唾棄すべき存在。
・儲かる情報を与えさえすれば、人は信じてくれるし、ついてくる。
・株は上がるのが正義だ。上がってこそ皆が幸せになれる。
・仕手や旗振り役は相場に不可欠。彼らは英雄であり、業界は彼らを必要としている。
・掲示板は儲け話をギブ&テイクするところ。結果がすべて、議論はムダ、信じなさい。
・文句があるなら上がる銘柄情報のひとつでも持って来い(笑)

・・・これ、実は案外支持を集める価値観なんですよね。
なぜなら、100人投資家が居れば、おそらく神聖論者は5人足らず、人為論者も
5人足らず、あとの90人以上は、自分の頭で考え、自分の相場観を持つことを
放棄した人たちだからです。
そういう大多数の方たちにとって、自分のポジションに心地よい相場観を披露して
くれる人、安心感を与えてくれる人というのは、貴重な存在ですから。
しかし、相場には、みんなが幸せになれるハッピーエンドの救済シナリオなど、
絶対に有り得ません。終わってみたら死屍累々、一将功成りて万骨枯るというのが
結末なのです。

個人的には、神聖論者でも人為論者でもかまいませんから、自分なりの相場観を
きっちりと持った方が増えて、この売り専科掲示板に参加していただけたらなあと
思っています。公的資金で買支えしたり、税制をいじくったりするよりも、
主体性を持って相場に取り組む賢い投資家が増えることが、長い目で見て
日本の市場の再生につながって行くんじゃないか、そんな気がしています。
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投稿者:清春  投稿日:2000年 9月25日(月)20時56分27秒

経済人為論:
マーケットの奇術さんへ

あなたと相場論を戦わすなぞ恐れ多いことですが、せっかく一石を投じられたのに
返答をしないのも失礼にあたるので一言、僕の考えを述べさせていただきます。

すべての株は究極において、収まるべき場所に収まっていきます。
そういう意味において市場は神聖なものだと思います。
しかし、そこに至る過程において、突飛高をしたり、割安に放置されたりしたりします。
なぜ、そういうことが起きるかというと、株価の形成に人間の心理が反映されるからです。
人の熱気が伝播すると、取るにたらない株が超値嵩株になることがあるし、人気が離散
すれば、優良銘柄でも、これでもかというほど売り込まれる事がある。
また同じ業種で同じ規模で財務内容も配当も同じくらいなのに、宣伝のうまさで一方が
株価が高いこともある。

ですから、現実の株価は必ずしも収まるべき株価に収まっていない。
あえていえば、大半の銘柄は人為的な株価なのではないでしょうか?
いつかはメッキがはげておさまるべきところにおさまるでしょうが
そう言って、手をこまねいているわけにはいかない。
それまでは人為的な株価水準を相手に、買いなり売りなりを考えていかねばならぬのが
投資をするものの心構えのように思います。

日経平均38915円は下げるべくして12788円になった。日本の実力はその程度
のものだった。という説には説得力があります。日本がアメリカ以上に豊かな国に
なったという報道は、太平洋戦争前のアメリカなんか日本軍が突撃したらすぐに逃げ出す
という論調にそっくりでした。
しかし、政府が株式市場の重要性を認識せず、「下がる事はいいことだ」みたいな態度で
むしろ市場を冷やす側に立つというミスを犯したため日本の株が下げすぎた点を
見逃す訳には参りません。

たとえば38915円になるまでの税制は一定の取引の範囲内だと売却益は無税でした。
今は源泉分離で売却代金の1%、申告分離で利益の26%の税金を払わねばなりません。
これはバブル潰しのために導入された悪税で、このように市場が冷え切った現在では
撤廃されねばならないと思います。
土地の急激な値下がりも、売却益への増税、地価税の導入で土地保有者への懲罰的課税
といった人為的政策によるバブル潰しで起きた事です。
あのような政府のバブル潰しのための弾圧がなかったら、こんなに株や土地がめちゃ
くちゃに暴落することもなく、銀行の不良債権もこんなに大きくならず、日本は
貴重な10年を無駄に失うことはなかったと確信しています。

政策を誤まると国家は衰退します。いかに優秀な民族でも政府が政策を誤まると
貧困にあえぐようになります。
ドイツ人は勤勉で優秀ですが、社会主義を無理矢理おしつけられた東ドイツは
バナナも食べられない境遇にまで落ちぶれていました。
中国人は金儲けでは世界でも有名な民族ですが、社会主義経済下では餓死者も出すほど
の貧困に苦しみました。改革開放が始まった頃、広州から桂林へいったことがありますが
空港はボロボロ、桂林では電気がなくガス灯で暮らしている人が多かった。
あれから中国政府が経済活性化に舵取りしたら、中国は見違えるように華やかに明るく
なった。経済にも人為があるのです。

日経平均12788円はなるほどなるべくしてなった。
ただし、それは政府が舵取りを誤まったから、なるべくしてこうなったのです。
株式市場の重要性を政府=国民が認識して、株と土地の市場活性化策を
早めに打ち出していれば、株は25000円くらいまでしか下がらず、そうすれば
経済の破綻も起きず、いまごろ日経平均は5万円〜10万円で
日本国民はもっと幸せな10年を過ごす事が出来たと僕は声を大にして叫びたい。
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posted by   at 00:00| マーケットの奇術師さん | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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