2005年05月01日

奇術師さん2

投稿者:マーケットの奇術師  投稿日:2000年 9月27日(水)19時15分27秒

清春さま:
>株式市場は参加者がカネを減らす場所になっている。
>お金の吸い取り紙みたいです。
>なにもやらないことが一番の金儲けかな(笑)

先日の清春さまのお話にも関係しますが、、、個人的には、日本の市場はバブル崩壊後
なるべく早い時期にダウ1万円を割るぐらいまで自由落下させるべきだったと考えて
います。もちろんパニックは起こるでしょうし、銀行はバタバタ倒れるかもしれません。
しかし、その後の再生は早かったと思います。いわゆるPKOで支えたのは最大の
失政だったのではないでしょうか。
(税制の変更や当局の仕手いじめは、瑣末な問題だと思います)

日本の株が上がらないのはなぜか。神聖論の立場(笑)から述べますと、理由は簡単で、
この値段で買いたい人が売りたい人より少ないからです。株の値段は取引所で一意に
決まりますので、一般の商品のように末端で値崩れするということはありませんから、
公的資金で買い支えれば、短期的に株価を維持することはできます。しかし、市場経済の
もとでは、実質より割高な価格のついた商品は、かならず需要が減退します。
言い替えれば、PKOは株価を維持することに成功しましたが、そのかわり誰も
株を買おうとしなくなったのです。株価を生かして市場を殺した、ということです。
バブル崩壊後の低迷する出来高がそれを示しています。

落ちるところまで落ちてしまえば、また買いたい人も出てきます。一般の商品と
同じことで、値段が下がれば、需要、つまり買いたい人はどんどん増えてくるのです。
バブル時の高値しこり玉を抱えた投資家も我慢しきれずになだれを打って投げて
きますので、爆発的に出来高は増え、明確に底打ちのサインが出て、市場は
再生への道を歩み始めたと思います。

春から・・・あの4月の暴落から・・・何度か掲示板でも申し上げてきましたが、この
20世紀末の東京市場で起こっていることは、バブル崩壊後10年間のツケの総決算
なのではないかと考えています。インフレ基調・高度成長の時代であれば、買支えで
時間を稼ぎ、日柄をかけて問題点を消化するという先送り戦略は有効でした。しかし、
人口減少・需要不振・デフレ基調の時代には、先送り戦略は最終的な破綻の規模を
拡大するだけです。(銀行やゼネコンの醜態をみれば明らかでしょう)
今、ここでまた小手先の市場振興策やPKOで株価を支えたら、またしても同じことの
繰り返しになるでしょう。その間にも日本経済の体力は消耗を続け、いずれは暴落、
もしくはハイパーインフレの形で暴力的な解決を迫られることになると思います。
円も国債も紙屑になってしまってから、目が覚めて日銀や大蔵省の責任を追及しても
時すでに遅いのです・・・。

どこまで下がるか、いつ大底をつけるのか、それはわかりません。わかりませんが、
投資家としてはそれでも市場に立ち向かっていかなければ飯の食い上げです (^_^;)
幸い、この掲示板のみなさまは矛(買い)のみならず、盾(売り)も持って
いらっしゃいますので、戦場での生存率は矛しか持たない投資家より、かなり
高いのではないかと思います。もちろん、矛と盾をうまく使いこなす技術が
あることが前提ですけどネ (^_^)
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投稿者:清春  投稿日:2000年 9月27日(水)22時47分33秒

マーケットの奇術師さんへ

日経平均はもっと放っておいて徹底的に下げさせていれば
回復が早かったという説も理論的には正しいかもしれませんが
人が作っている社会ですから、そこまで冷血になれないではないでしょうか?
そこまで下げていたら山一、三洋の他に日興、大和も潰れて野村だけになっていたかも
しれません。もちろん瑣末な存在ですが、僕もこの場にはいなかったでしょう(笑)
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投稿者:マーケットの奇術師  投稿日:2000年 9月27日(水)23時52分12秒

考える人さま:
こちらこそ、はじめまして。

>はじめまして。奇術師さんの相場神聖論と人為論を読みました。
>奇術師さんは、どちらが正しいという問題ではない、と
>おっしゃいましたが、過去に相場操縦で勝ち続けた個人がいない
>ことから、神聖論の方が正しい意見だと思います。

あはは、まあ、ものの見かたですからね・・・ (^_^;)

ひとつ言えることは、中途半端はあまり好ましくない、ということでしょうか。
つまり、神聖論に立つのであれば、明らかに人工的に動かされている株に手を出す
べきではないし、逆に人為論に立つのであれば、力の及ばない株を手がけるべきでは
ないということです。

とはいえ、自分の考え方がはっきりしている方は、意識的にか無意識にか、ちゃんと
そうやって銘柄を選んでいらっしゃるようです。
たとえば清春さまは、先日、松下についてのコメントで「恐れ多くてわからない」という
意味のことをおっしゃっておいででしたが、、、人為論的手法で数々の武勲を打ちたてて
来られた清春さまは、松下が自分の哲学に合わない銘柄であるということを明確に認識
しておいでだったのでしょう。
逆に私は神聖論的な立場を取りますので、普段はもっぱらメジャーな銘柄ばかりを
手がけておりますし、人の手の入った株は敬遠するようにしています。仕手株の
コメントを求められることがあっても、恐らく「わからない」と答えるしかないでしょう。

しかし、時と場合によっては、両者の区別がぼやけることがあります。
かつて、野村は腕力で新日鐵を100円そこそこから1000円まで上げて見せました。
(良い時代でした・・・(笑))
去年から今年にかけての古河電、安川電、板硝子などの相場も、神聖論一本で
解釈するには不自然な点があまりに多く、私は途中からは手を出さず見学に回り、
「自信のある方以外手出し無用」と折に触れ述べてきたつもりです。
大型株と言えども、ファンドや外資の動きによっては一方向にバイアスのかかった
値動きをすることもあります。考える人さまがご指摘のように、「仕手筋」を
単なる個人やグループの策動と捉えず、株価を操作する意図を持った投資主体全てと
考えれば、人為論で解釈できるケースは非常に多くなります。
(逆に、当初人為論的に動いていた仕手株が、途中から仕手の手に負えなくなって
 迷走し、結局神聖論的力学で急落したりするケースもたくさんあります)

要は、自分の考え方と相性の良い銘柄を選び、手がけた方が、結果的にパフォーマンスが
上がるのではないか、ということですね。

余談ですが・・・
今回のユーロ協調介入は、損失を抱えたユーロロング筋を救済するために行なわれた、
という怪しい説があります。救済されたユーロロング筋とは、日本の生保・・・では
もちろんなくて(笑)、一部ヘッジファンドだったと言われています。そのかわり、
彼らは原油から手を引く、という裏取引があったとのこと・・・まあ、眉唾ですが、
面白い話です。
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投稿者:マーケットの奇術師  投稿日:2000年10月 2日(月)00時19分03秒

>6ヶ月売り放しでいるなんて、常人にはなかなかできません。

そんなことはないと思いますが・・・(^_^;)
今月も、ツガミ・岡三あたりが期日を迎えます。ツナギ玉はいちいち掲示板に
書きませんけど、適宜バイカイ振って乗り換え、延々と維持しております。
最近は低金利のため、売っても日歩がつきませんけど、本来は非常に有利な
方法だと思っています。

ちょっと話は飛躍しますが、投資戦略を考えるとき、本質的に有利な側、つまり
時間が味方に付いている側に立つということは、ひとつの定石なのではないかと。
そういう意味で、信用買い・逆日歩銘柄の信用売り・順ザヤ銘柄の先限買い・
オプションの買いなどは、よほどの勝算がある場合に、期間限定で勝負するのが
無難だと考えています。
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投稿者:マーケットの奇術師  投稿日:2000年10月 3日(火)14時14分44秒

効率的市場とテクニカル分析(1)

magicさま、ATさま:
蛍光灯レスで申し訳ありません。

効率的市場仮説というのは、本来ファンドなど現代ポートフォリオ理論に沿って運用する
投資主体についての論であり、個別の銘柄の上下でサヤを抜こうとする小規模な個人の
投資家には、必ずしもあてはまるかどうかは疑問ですが・・・。

仮説そのものについてはmagicさまの解説のとおりです。簡単にまとめると、
『各投資主体に均質な情報が瞬時に流通する今日のような状況では、株価を左右する
 すべての情報はすでに株価に織り込み済みである。よって、将来予測で利益を得ようと
 するのは無意味であり、株価がトレンドを持つことは有り得ず、予測不可能な
 ランダムな動きをする』
・・・ということですね。この仮説によれば、ファンドマネージャが市場平均を上回る
パフォーマンスを継続して維持することは不可能なので、インデックスファンドに
投資するのが最も有効、という結論になります。

ただ、実際には、少数ながら継続して高いパフォーマンスを上げているファンドも
存在するようです。私にはそれは必ずしも偶然の産物だけとは思えませんので、
準強度の効率性というのは成立していないように思います。
(もちろん、すべてのアクティブファンドの成績を平均すると、おそらくベンチマークに
 ボロ負けでしょうから、マクロでは成立しているのでしょう(笑))

また、magicさまのおっしゃる、
>外界と締め切った部屋にチャーチストを閉じ込めておいて株価のデータだけ渡しても
>たぶん高いパフォーマンスを出せると言うことはないでしょうから、弱度の効率性は
>成り立っていそうです。
についても、個人では実際にそういう方もまれにいらっしゃるようですので、
必ずしも常に成立しているとは断言できないように思います。

まあ、そういう個別の反証を探してきて効率的市場仮説の当否を論じても、あまり
有益な議論ではないと思いますので、私自身の考え方を述べたいと思います。

『市場は効率的でも予測不可能でもなく、アノマリイに満ちており、株価は
 ある一定期間を取れば明確にトレンド成分をもって推移し、テクニカル分析は
 全能ではないにせよ、有効な予測手法である』

効率的市場仮説は、
「株価は企業価値の関数である」
「株価は(企業価値を左右する)材料で動く」
という発想を前提とした考え方ではないかと思います。おそらく、大多数の投資家も
漠然とそう思っていらっしゃるのではないでしょうか。

しかし、私はその立場はとりません。
「株価は企業価値とは直接の関係はない」
「株価は材料だけで動くわけではない(むしろ純粋に材料で動くケースは少ない)」
というのが私の基本的な市場観です。

以前から、掲示板でも何度か「株価は人気と需給で決まる」という説を述べたことが
あります。人気によって、株価がファンダメンタルで説明できない高値まで買われたり、
あるいは安値に放置されたりすることがあるのは、みなさまもよくご存知のことでしょう。
また、好材料が全く無視されたり、逆に取るに足りない材料が出ただけで、それを
囃して過熱と思われるほど買いを集めたりすることも、よくあることです。それらは
「織り込み済み」とか「サプライズ」とかの表現で、後付けで説明されますが、、、
必ずしもそういうことではなく、人気と需給の点で何らかの原因があったからでは
ないかと考えられる場合も多いです。(原因がその銘柄自身にあるのか、それとも
全体市場の問題か、それはケースバイケースです)

では、株価を動かす原動力は何か? 「人気」「需給」という漠然とした言葉の
裏に隠されたメカニズムは? それを解くカギは、株式というものが、安定した配当を
得るための資産ではなく、売買差益を得るための中間物として認識されている点に
あるのではないかと考えています。

反対売買による利益(利食い売り)を期待して買う限り、それは真の需要ではなく、
あくまで仮需要です。買い注文が執行された瞬間、それは将来の潜在的な売り圧力、
つまり潜在供給として働きます。
カラ売りの場合はもっと明確ですね。それは一般公募増資のような真の供給ではなく、
あくまで反対売買(利食いの買戻し)を前提とした仮供給です。売ったとたん、近い
将来(長くても半年以内)に顕在化する買戻し需要をも同時に発生させているのです。
このあたりの議論は、丸善で信用取組の動きに一喜一憂しておられる方々は、特に
身にしみて感じていらっしゃることと思います。

株価の日常的な動きは、その大部分が、この仮需要と仮供給、潜在需要・供給の
顕在化、このせめぎ合いの力学・・・「内部要因」と言われるもの・・・で、
説明がつくと考えています。そして、そこに焦点を当てて株価の動きを分析しようと
するのが、テクニカル分析の原点となる発想なのではないかと。
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投稿者:マーケットの奇術師  投稿日:2000年10月 3日(火)18時32分32秒

効率的市場とテクニカル分析(2)

(つづき)

例を挙げたほうがわかりやすいと思いますので、4043 トクヤマ。
私はなぜこの株が上げていたのか、またなぜ最近下げているのか、全然知らないのですが、
ぜひ日足チャートをごらんになってみてください。今年の2月から7月までの上げ相場、
そしてその後の下げ、あたかも25日移動平均線の掌の上で踊っているような動きです。
なぜこのようなことが起きるのでしょうか。

そもそも移動平均線とは、いかなる意味を持つものなのでしょう。
テクニカル分析懐疑派の方は、気休め以上の意味はない、と言いますが・・・。

なぜ上げ相場で、押し目が移動平均線付近でサポートされ、再び上昇過程に移行する
ことが多いのか。また、逆に下げ相場で、戻りが移動平均線付近で叩かれるケースが
目立つのか。多くの人が移動平均線を当面の支持・抵抗ラインと見て、その付近で
押し目買いや買戻しの指値を入れるから、というのが一般的な解釈です。
しかし、x日移動平均線には、「過去x日間に新規で買った(売った)人の、平均
買いコスト(売りコスト)の近似である」という解釈も可能です。出来高や、日中の
動きを無視した荒っぽい近似ですが、そんなに外れてもいないでしょう。
私は、これがマーケット参加者の心理を揺さぶり、結果的に移動平均線を機能させる
最大の理由ではないかと考えています。

上げ相場で、価格が移動平均線を上回って推移しているとき、参加者の大部分は
含み益が出ている状態です。参加者は楽観し、相場の上昇が新たな買いを呼び込むため、
価格はますます上昇します。
しかし、それが移動平均線から大幅に乖離するほどになりますと、既存の買い方に
利食いの欲求が強く出てきます。また、新規で参戦を狙っている人も、ちょっと
今からでは怖くて買えない、もう少し安くなってからにしよう、と考えがちになります。
結果的に、新規買いが利食い売りをこなしきれず、価格は反落します。
そして、移動平均線・・・つまり、平均買いコスト付近まで価格が下落しますと、
含み益の消滅によって利食い圧力がなくなります。新規で買い参入したがっていた
人も、割安感が出てきたことにより思い切って出動してきます。また、先のピーク付近で
うまく利食いできた人も、再度の買い参戦で資金を回転させようとしてきます。それらの
理由によってトータルで売りが減り買いが増え、結果的に価格は移動平均線でサポート
されたような形になります。

このサイクルが回っている限り、上昇トレンドは維持されます。何度も移動平均線が
支持として働くのを見た参加者は、ますます平均線への信頼感を強めます。

しかし、何度目かの反落局面で、何らかの理由(大口の利食い売り・悪材料の発生・
売り方の仕掛けなど)で、価格が大きく下に振れ、移動平均線を下回ってしまったと
しますと・・・参加者の多くは含み損を抱えた状態に転落し、心理的に不安感や焦燥感が
台頭します。損失に敏感な参加者は我先にポジションを解消しようとしますし、
目先の下値のメドを見失ったために強気の押し目買いも入りにくくなります。結果的に
しばらくは軟調な地合が続きますし、トクヤマの場合のように、トレンドが逆転して
下げ基調に変わることもあります。

上の例では売り方の存在とその心理を無視して考察しましたが、カラ売りを含めて
考えても、同じことです。また、もちろんこれはトクヤマの例に限らず、6101 ツガミ、
7240 NOK、5332 TOTOなど、似たようなケースはいくらでもあります。

ここでは移動平均を例にとって述べましたけど、テクニカル分析とはすべからく
市場参加者の心理の分析ではないかと思います。すなわち、ポジションの状況に
よって揺れ動く複雑な投資家心理と、その行動をある一定のパターンに沿って
認識しようとする作業なのではないかと。
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投稿者:マーケットの奇術師  投稿日:2000年10月 3日(火)18時35分29秒

効率的市場とテクニカル分析(3)

(つづき)

テクニカル分析と一口に言っても、その手法は数え切れないほどあります。
個人的に、その根拠を納得でき、また重視している手法としては、
・いわゆるダウ理論(トレンドライン、支持線・抵抗線、窓といったものの解釈)
・古典的なチャートパターン(三尊天井・三角持合など)
・出来高や取組高と価格推移を組み合わせた分析
・サイクル分析
・比較的単純なインデックスの類(移動平均、オシレータ、RSIなど)
などがあります。
これらは、売り方と買い方の力関係、心理的状況などをわりと素直に反映して
くれますから。

逆に、複雑過ぎる手法、解釈の余地が広すぎる手法は、あまりあてにしておりません。
一目均衡表、エリオット波動などですね。

神懸りな手法(占星術など)も、根拠がいまいち納得できないので、却下です。
でも、魔術師見習いの奇術師としては、カッコイイからこっそり勉強しています (^^;
『金星と土星が水瓶座に入り、水星が逆行しているので大暴落します』なんて
いつか言ってみたい・・・(笑)

まとまりませんが、いったんこのあたりにしておきますね。
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投稿者:マーケットの奇術師  投稿日:2000年10月 6日(金)00時11分49秒

magicさま:(1)
こんばんは。お返事が遅れてごめんなさい。

>問題をもうちょっとはっきりさせると

>マーケットの奇術師さんは弱度の効率性は成り立っていない、過去の株価データ及び
>その分析者の過去の経験や勘などの総合的判断によれば予測できる。

>と言ってたわけですか。

正確には、「〜<確率的に>予測できる<場合もある>。」です。

毎日、明日の株価が高いか安いかを確実に判断する方法など有り得ません(たぶん)。
ある特定のパターンにはまったときに、予測ができるだけです。
(その「特定のパターン」が、シグナルと呼ばれるものです)
しかも、その予測は絶対ではなく、確率的なものです。ダマシに終わる場合も多いです。

>ただ私の考えでは、「分析法」と名の付くものは、「分析対象」を「分析材料」を元に
>「分析者」が「分析」するわけですが、「分析材料」から一意に(またはそうなる方向に)
>「分析者」が「分析結果」を得られないのであれば、それは「分析法」と名付けるべき
>ものではないと思います。

前回も述べましたが、テクニカル分析と一口に言っても、いろいろな手法があります。
ある手法で「上昇する可能性が高い」と思えても、別の手法では「目先反落する可能性が高い」
と判断できる場合もあります。というか、普通はそうです。すべての手法が一致して同じ
結論を出すことなど、ありません。

例として適当かどうかわかりませんが・・・
医師が、触診をしたり、血液検査をしたり、レントゲンを取ったり、場合によっては
超音波検査やCTスキャンをしたりするのも、ただひとつの手法だけでは的確な判断が
できないからです。しかも、同じ検査結果をもとに判断しても、医師の知識や経験の
違いによって、見立てが異なることがあります。

さらに、希望する「分析結果」は、「分析者」の立場によってさまざまです。
ザラバの値動きに焦点を当てる敏捷なデイトレーダーにとって、「長期的には上昇するであろう」
という分析結果は、たいして意味の無いものです。
逆に、中長期のトレンドを重視するのんびりした人にとって、ある分析で「明日は高くなる」
という結果が出ても、「あ、そうですか」ぐらいの興味しか持てないと思います。

少し話題から外れるかもしれませんが・・・
相場とは、翌日上がる下がるを当てるだけのゲームではありません。勝ったり負けたり
しながら、トータルで利益を確保するのが究極の目的です。
そういう意味で、相場の参加者はそれぞれ、立場や事情が異なります。資金量や建玉の状況、
ポジションバランス、ポートフォリオ構成のバランス・・・そういったいろんなパラメータを
考慮しながら、日々少しでも有利になるように(かつリスクを抑えるように)努力して
いるわけです。値動きの予測はその仕事の一部に過ぎません。場合によっては、あえて予測と
反対の方向にポジションを取ることさえあります。

相場で、トータルで利益を上げるためには、

1.勝つ回数を多くし、負ける回数を減らす。(勝率を上げる)
2.勝ったときの値幅を大きくし、負けたときの値幅を小さくする。
3.勝ったときの株数を多くし、負けたときの株数を少なくする。

という、3つの戦略があります。値動きの分析精度を上げて、1の勝率を高めることは
もちろん重要ですが、それと同じぐらい2・3の戦略も重要です。
むしろ、相場上手な人には、当たり外れよりも、勝ち戦で徹底的に取ること、負け戦で
かすり傷程度で逃げること、そういった点に非常に優れた方が多いような気がします。

いろいろ考えるに、テクニカル分析で得られる予測やシグナルは、それが当たるか
外れるか、信頼性があるか、そういった点よりも、むしろ、それによって売買のきっかけを
提供するという点に、もうひとつの目的があるのかもしれないという気もします。
勝負は、玉を建てる前の分析だけで決まるのではなく、その後の行動の巧拙にかかっている
部分も案外大きいのではないかと考えています。
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投稿者:マーケットの奇術師  投稿日:2000年10月 6日(金)00時12分34秒

magicさま:(2)
>効率的市場仮説はアノマリーなどの発生を否定しているわけでは
>なくて、市場が非常に効率的であるとした場合アノマリーなどで
>常に儲け続けることはできないと言ってるのだと思います。それ
>はその情報が瞬時に参加者に到達するからです。そしてそのよう
>な状況ではその情報を元にしても儲けられないと。

理解しました。
効率的市場では、「こういう儲かるパターンがある」という情報すらも
瞬時に流通する、ということですね。

>おお惚れ者さんはこちらからお隣りの四方山にお引っ越しされたのですが、残念ながら
>9月で引退を宣言されてしまいました。まだまださや取りについて教えて欲しい事は
>色々あったのですが、また気が変わってひょっこり現れるまで待つことにしてます。

そうですか・・・残念ですね。
いずれまたきっかけを見つけて登場してくださることを期待して待ちたいと思います。

>それは私の考える分析法の理解からは本末転倒な気がします。
>何故なら、分析する目的は分析結果がわからないから分析するの
>であって、例えばこれからある銘柄が急上昇することがわかって
>いるときにこれから急上昇するというサインを出す分析法を選択
>してから分析する必要は無いわけです。

おっしゃることはよくわかります。しかし、私の感覚から言えば、分析する前に先入観が
全くないことはまれで、チャートを見た瞬間に、将来の推移についてある種の直感が
存在していることが多いです。おそらくパターン認識というものだと思います。
そして、たとえば「上昇トレンドができつつある」と直感すれば、トレンドフォロー的な
分析手法(たとえば移動平均やトレンドライン)を使って、それを確認した上、別の
短期の押し目判断の手法を使って建玉のタイミングを計ります。
ですから、分析結果がわかってから分析しているのかもしれません。

magicさまがおっしゃるような、本来の意味の分析をするためには、「直感」とか
「パターン認識」というような部分に踏み込んで行かないといけないのかもしれませんね。

余談になるかもしれませんが、アメリカの投資雑誌などを見ていると、最近のコンピュータ
売買の話題は、ニューラルネットワークや遺伝的アルゴリズムなどを駆使したシステムに
移ってきているようです。
日々の値動きを一定のルールで分析してシグナルを出すだけでなく、日々のデータで
自分自身の売買ルールを変化させて行く・・・いわば、プログラム自身が経験を蓄積し、
学習しながら成長して行くようなシステムです。

最後に、以前私が述べた「神聖論」とテクニカル分析の関係についてですが・・・

テクニカル分析とは、相場に参加する個々の主体のポジションの状況や心理状態、そして
それらを動機として引き起こされる売り方と買い方の行動の集積としての売り圧力と買い圧力、
それを一定の手法によって分析し、相場の趨勢を見定めようとする作業である・・・
そういう立場に立ちますと、参加者はなるべく多く、そして個々の参加者はなるべく
小規模なポジションしか持たないことが、前提条件として求められます。
つまり、ある特定の参加者(たとえば仕手)の行動が、値動きに大きな影響を及ぼすような
状況になりますと、分析がうまく働かないわけです。
極端な話、100億円の資金を持った1人と、1000万円の資金を持った1000人が
売り方と買い方に分かれて相場を張った場合、間違いなく1人の方が勝ちます。

なぜ独占禁止法や公正取引委員会が存在するのか? 自由競争が前提の市場で、独占的状況が
発生すると、競争が阻害され、市場がうまく機能しなくなるからです。それと同じ理屈で、
相場でもそういう状況に陥ると、通常の売買のバランスと力学が崩れ、価格が需要と供給の関係
だけからでは決まらなくなってきます。もちろんテクニカル分析もその効力を失います。

(私を含め)テクニカル派の人が神聖論的立場を好み、明らかに人為的に動かされている銘柄や
出来高が少なくて流動性が低い銘柄を嫌うのは、そういう理由からではないかと考えています。

>定義の違いがわかったのでかなりおっしゃる内容がスムーズに理
>解できました。どうもありがとうございました。
>また何かあったら色々とお教えください。

こちらこそ、お付き合い頂き、ありがとうございました。面白いお話があれば、また
ご教授下さいね。
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投稿者:マーケットの奇術師  投稿日:2000年10月 9日(月)22時29分19秒

「下がっている株を買う」「上がっている株を売る」のは、失敗することが多い
みたいです。
「下がっている株を売る」「上がっている株を買う」のが、私の場合の原則です。

着実に上がっている株は、それなりに理由があって上げているものですから、
逆らって売るよりも押し目買いで付いていった方がいいのではないでしょうか。
まあ、あえて売る理由があれば別ですが、それが「PERから見て割高」という
程度では、ちょっと弱いように思います。

一般に、ファンドマネージャはテクニカル分析はたいして参考にしません。
彼らのポートフォリオ構成銘柄の選択基準は、「割高か、割安か」です。
何に対して割安か? というところで、
「企業の将来予測される利益水準に対して、時価が割安」
「企業の現在の利益水準や資産価値に対して、時価が割安」
という異なる基準はありますが、原則としてそういうことです。
アナリストの提供する個別ファンダメンタル情報と、マクロの経済予測のシナリオが
その情報源の大半でしょう。チャートには興味を示さない人が多いみたいです。

タイミングという点でも、いついつまでに○十万株買い付けなければならない、という
状況の元では、「押し目を待って・・・」なんて悠長なことは言ってられませんから。
仮に高値掴みになったとしても、ベンチマーク以上に下げなければ、それはそれで
大した問題ではないのです。そもそも、自分の注文で株価が上がってしまう状況で、
テクニカルも何もありませんです・・・。

ただし、ここで言うファンドとは、株式市場でいわゆる投資信託、特金、年金等の
運用に当たる機関投資家のことを指します。オフショアで百鬼夜行のヘッジファンド、
あるいはCTAと呼ばれるコモディティーファンドなどは、また別ですが。
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投稿者:マーケットの奇術師  投稿日:2000年10月15日(日)08時35分51秒

ちなみに、一般的な傾向として、
・戦争で上がる株: 石油、資源関連、素材産業、損保、防衛産業
・戦争で下がる株: 空運、海運、サービス
・原油高で上がる株:石油、資源関連、商社
・原油高で下がる株:その他全部(笑)
というのが昔から言われています。まあ、必ずしもそうなるわけではないのですが、
条件反射とか、連想が働き易いということで。
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投稿者:大  投稿日:2000年10月21日(土)00時14分34秒

お屋根をかりての”雨宿り”です。:
外は激しい雨が降っているのでチョット軒下をお借りして雨宿り
させてもらってよろしいでしょうか?
独り言です・・・・・・・・
習い事は年数がたてばどんな人でもそれなりに上達していくもの・・・・
では、相場は何年経験すれば上手くなっていくのだろうか・・・・・

"相場の世界だけは何年経験を積んでも上手くなるものではない"と言う
寂しい答えが返ってくる・・・・努力が報われないなんて嫌な世界と感じつつ
26年もつきあってしまった・・・・・

絶えず目を見開き、耳をそばだて、幸運の女神を掴もうと売り買いを
繰り返し、儲けたり損したりしながら人並み以上の経験を
積み上げてみてもそれが相場で失敗しない投資家となれる保証などないし・・。
でも自分自身の意志と判断で相場を続けるなら幸運の女神の後ろ髪の
一本ぐらいつかめるくらいには上達するかもしれないとおもいつつ・・・・・
相場の世界は”賽の河原”積んでは崩され、積んでは崩されの
繰り返し、相場の世界に身を置く限り死ぬまで続くのでしょう・・・・
それにしてもこの世界、鬼はいても、幸運の女神なんてこの殺伐と
したところにいるのかしら・・・

個人投資家が増えることは市場にとって非常に良いこと、初心者が
どんどん増えて健全で安全な市場を育成してくれる原動力になってほしい・・・
でも心配なのは資金の枯渇、初心者が上達する前に金が消えてしまったら・・
他人のことまでよけいなことか・・・・・・

掲示板のスター?にチョウチンつけたら大損してしまったと怒る人が
いるが、かのスターも名人にあらず、証券マン、アナリスト、株式評論家など
相場にもの申す人もすべからず名人にあらず・・。
人の言うことを鵜呑みに
しての売買なんてなんの修行にも経験にもならないんだが・・・・・・・。

経験者になるほど相場で”大損”をだすことがすくなくなる、長い間
相場に潰されず生き延びてきた経験者の秘訣はこの”損”の認識にあり決して
儲けるためだけの意識ではないみたい・・・・・・・

結局、相場をとりまく諸々の要素に騙されなくなっただけのことか・・・・

ようは人を信用しなければ良いのであってそのぶん自分自身が”信じられる”よう
努力を積み重ねればいいだけのこと・・・・
相場なんてとうてい人に教えられるものではないし、教わることもかなわないもの。
己の銭を払って、その失う銭の重さから身をもって学んでいくもの・・・・・
秘術、秘法、将来の相場を予測するノウハウ、が仮にあったとしたらそれは決して
人の目にはふれられないもの、多くの人が
其れをまねしたらそれは相場を勝ち抜くノウハウとして通用しなくなる・・・

相場なんて上か下だけのもの、単純で扱いや吸い物のはずなのに・・・・
なにが扱いにくく迷い多きものにしているのか・・・

マーケットの奇術師さま、色々興味深く拝読させてもらっています。
苦労されたであろう相場技術、惜しげもなく披露される心の広さにはただ、ただ、
感服いたします・・・・・・・

お屋根を借りての雨宿りで場違いな呟きをしてしまったようお許しを・・・。
     では  この辺で 失礼します。
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投稿者:マーケットの奇術師  投稿日:2000年10月24日(火)00時12分33秒

大さま:
はじめまして。雨宿り中の独白、興味深く拝見いたしました。
おっしゃるとおり、いつまでたっても相場とは迷い多きものですね。

思うに、自然な人間の心理に従って素直に行動すると、相場では常に損をする方向に
向きがちなものではないかと。相場で勝つためには、ある種、非人間的な思考方法や
判断基準を身に付けることも、もしかしたら必要なのかもしれません。
「人の行く裏に道あり花の山」
「損は切れ、利は伸ばせ」
「麦藁帽子は冬に買え」
いずれも、言うは易く、行なうは難しなのですが・・・

たとえば、ある銘柄を買おうとするとき、全く迷い無く買い注文を出すことは、
ほとんどないでしょう。材料、業績、罫線、信用残、仕手情報、場味、その他もろもろ
考えれば考えるほど、迷いが深まるものです。思い切って買って出たとき、おそらく
それは100%確信して出動したのではなく、6は買いだが4は売り、というような
総合判断によったものではないかと。

さて、そういう状況で買い建てたということは、4の売り材料とは矛盾する行動を
取ったということになります。こういう場合、人間の心理として、4の売り材料を
見聞きすることに不快感を覚えるようになります。自分の行動と明らかに矛盾する
根拠を付きつけられているようなものだからです。
そうなると、人は、4の売り材料をことさらに軽視しようとしたり、あるいは逆に
買い材料として曲解したりするようになります。
自分が建玉する前と、建玉した後とで、客観的な状況に全く変化が無くても、
人の心の中では、当初6:4だった相場観が、7:3、8:2、9:1と、どんどん
偏ったものになって行きます。
こういう現象を、心理学では『認知的不協和』と呼びますが、つまり、矛盾によって
心の中に不協和(不快感)が発生すると、それを軽減するよう、無意識のうちに
認知的な努力がなされる、ということです。

もし、この人間心理の働きを、自分で制御できないと・・・
買い建てた後、期待に反して値段がどんどん下がってきても、あえてそれを軽視して
買いポジションと、当初の買い材料に固執しがちになります。
さらに、買いを唱える人の意見が耳に心地よく、またそういう人に同志的感情を
抱くようになります。
逆に、売りを唱える人の意見は、攻撃的で意地悪なものに思えてきます。
頭ではそれが客観的で当を得たものであることはわかっていても、心がそれを
受けつけなくなるのですね。

こういう心理・・・『認知的不協和』『同調作用』の発現・・・を、自分自身で
検知し、修正できるようになると、群集心理に巻き込まれず、主体的な相場観を
維持することができるかもしれません。

ちょっと小難しいお話になってしまいましたね、失礼しました。
よろしければ、また遊びにいらしてくださいまし。
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投稿者:マーケットの奇術師  投稿日:2000年10月25日(水)13時22分46秒

>多大な経験の持ち主マーケットの奇術師さんにお伺いします。今朝地元の新聞コラムに
>乗ってました「英国の物理学者ステイーブン・ホーキンスが唱えている。後1千年したら
>人類は二酸化炭素の影響で、地球上から滅亡する」このことに何か僕としては日本オラクル
>以来ピッンとするものありまして相談です。市場の巨大な資本はこのような壮大なテーマ
>を取っ掛かりにして数年くらい準備期間掛けることを何かの本で読みました。
>この人類滅亡説なんて巨大な資本に取っては格好の大材料なりえると思います。
>この二酸化炭素改善に取り組んでいる企業はありますか。
>もしご存知でしたらご教授お願いします。

上光さま:
はじめまして、こんにちは。

人類滅亡説、まあいろいろな原因が取り沙汰され、一種の警告として
折に触れ話題にされていますね。

ただし、上光さまおっしゃるところの二酸化炭素説については、
1000年という時間的余裕があれば、なんとかなるだろうというのが
今の私の率直な感想です。(甘いかも・・・?)

たとえば化石燃料の使用量は、100年もしないうちに大幅に減少
するでしょうね。石油が枯渇するという意味ではなく、もっと
クリーンで効率の良いエネルギー源が利用されるようになる、という
意味ですが。

また、おそらく今後数十年のうちには、空気中の二酸化炭素と水から
食料を生産する、いわゆる人工光合成技術も実用化されそうです。

それよりも、温暖化の影響の方が強く出そうですけど、そちらはまだ
どうなるかわかりませんですね。

とりあえず、二酸化炭素排出削減というテーマであれば、
・電力会社
・自動車会社
・プラント、環境機器関連会社
・鉄鋼、セメント、化学などの素材産業各社
・農林、種苗会社
など、各社の取り組み方を検討されてみてはいかがでしょうか。

そういえば、先日、ロームがオーストラリアで植林をするという記事が
ありましたね。下にリンクを張っておきます。

あまり参考にならなくてすみません。今後ともよろしくお願いします。

http://www.nikkei.co.jp/news/sangyo/20001024CAHI315323.html
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投稿者:ゆうたろう  投稿日:2000年10月27日(金)15時17分13秒

マーケットの奇術師さま:
過去ログを読み返したら面白そうな話を見落としておりました。^^;
ご指名のようですし余談のレスはちゃんとしないと(笑)

> (ゆうたろうさまの好きそうな)余談ですが、月の朔望に最も影響を受ける商品は、
> 銀です。占星術でも、銀を支配する天体は月とされています。ちなみに銅は金星。
> 「月の魔力を秘めた銀の短刀(Silver dagger enchanted with the fullmoon-light)」
> なんてフレーズが、英語の詩や歌詞で出てくるのも、故あってのことです。
> LMEの公式コモディティーシンボルマークでも、銀は月のマークになっています。

はは^^; たしかに株の話より余談のほうが好きです(笑)
新しいメルアドを拝見すると、奇術師さまは女神さまが好きなようですね。
ishtarはやめてartemis なんてどうでしょう。
奇術師に豊穣の女神は?、月の女神なら無理に解釈すればなんとか結びつくかも(笑)
やっぱりちょっと無理があるかな^^;
あっ!銀と月の関係ひとつ思いつきました。そういえば女神アルテミスの髪は銀髪ですね^^;

・・・月には狂気が宿るともいわれてますし、引力により水に影響を与えますので
その組成の大部分が水である人間も影響を受けるといわれてますよね。
例えば狼男に変身したり・・・・(笑)・・・違うな^^;
そういえば魔物が銀の武器でないと退治できないのも、なにか関係ありかな(笑)
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投稿者:大  投稿日:2000年10月27日(金)23時14分48秒

お屋根をかりての”雨宿り”です。:
マーケットの奇術師様、先日は投資家の心理状況の分析有り難うございました。
真におっしゃるとうりでまたまた感服いたしました。
貴方様が単にテクニカルから相場を捉えているのではなく諸々の総合からの、
より高度な判断で動かれていることがよくわかりました。
わざわざのお返事ありがとうございました。

奇術師様のお言葉に甘えて又よらせてもらったので
ここでは丸善戦士の方々及び相場で頑張っておられる初心者の方々への呟きをお許しください。

相場に参戦するにあたりまず考えなければならないのが、この株はどの様な軌跡を
描き、どれぐらいの期間で勝負を決する事が出来るかのおおよその見当をつけての
参戦が必要なんだが・・・・・・・・
それにはトレンドが上に向いているのか、下に転換してはいないのかの見極めが重要・・・
押し目買いと戻り売りでは同じ山、坂、を見ていてもその結果は天国と地獄ほどの差がつくもの・・・
まず参戦の心構えをしっかりもって、その株をてがけようとしたと時の株価位置、波動の
確認、目標値の考察、見込み違いの時の処置の仕方等、資金の大小にかかわらず、それ
ぐらいの心構えを持って出て行かねばいくら金があっても追いつかないのがこの世界・・・・
確固たる事実に基づいた根拠のある信念を持った長期投資なら多少の株価の揺さぶりで
信念がぐらつく事はないと思うので別段問題はないと思うのだが、目先勝負のはずが当てが外
れて止むに止まれずその株を持つはめになってしまうとなると、株式投資をしているのか
株に振り回されているのかわからなくなってしまうんだが・・・・・・
こうした自分本来の計画やペースに
反した行きずりの長期保有となるとどうしても潜在的にもういやだ、止めたい、投げたい
と言う心理が介在し、又それは時間を追って高まってくる嫌らしいモノ・・・・・・
株価が下降トレンドを
描き続けてくるとなお一層その潜在意識は表面化してくる・・こうなってくると相場が
相手の戦いではなく己自身との戦いになってしまい、下げれば売りたくなり、少しでも
戻ればもっと戻ることを期待して売れなくなり、その行く末は、日柄がずるずるとたち
思っていた以上に下げ幅が深まり、あれほどワイワイ騒いでいた者達の口の端にものぼら
なくなり、一時の喧騒が嘘のように思える日がやってくる・・・・・・・
そして孤立無縁で不安はますます拡大してくる・・・・・・・・
冷静に相場を見つめるならそここそ買いを入れるべきポイントであるはずなのだが、
失った資金の痛手に傷ついた心ではその状況を見極める冷静な心を宿す力も
無くなってしまう。
それはつらく厳しい間違いのとがめとして一身に受け止めねばならなくなってくるモノ・・・

この様な状況から脱却する方法は二つ考えられるんだが・・・・・・・・・・
一つは、すべてを白紙に戻してしまうこと、一時的にせよ完敗を認め戦陣をたて直すこと、
又一つは止むに止まれずではなく
積極的に自らの意志で絶対に儲け勘定になるまで売らない方針に徹してしまうこと・・

その為に確認して置かねばならない重要なことは株価の値下がりがその会社にとっての
致命的な要因ではないことを確かめること。それさえできれば戦略的守りの受け身から
持久戦ながらも攻めの立場となり心理的ハンデキャップは払いのけられると思うのだが・・・
コレにより
理由なき長期方針は戦略的持続となり、腹も据わり少々の株価の変動に一喜一憂する
軽薄さは無くなると思うんだが・・・・
いずれにせよ、相場に参戦するに当たり心理的トラブルを
かかえていては、ただでさえ難しい戦い、勝てるわけがないと思うのだが・・・・
それよりもなによりも自分自身の体に悪い・・・・・・・・・

 「 計画の未熟、方針の不徹底、理由無き持続」間違いの戦略投資の姿か・・・・

売り専の投稿としては場違いなのを重々承知の上、奇術師様のお言葉に甘え、
長い呟きとなってしまいましたが週末ですのでお許し下さい。

    売り専の皆様大変失礼しました。 それでは皆様おやすみなさい。
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投稿者:マーケットの奇術師  投稿日:10月27日(金)23時16分50秒

ゆうたろうさま:
>新しいメルアドを拝見すると、奇術師さまは女神さまが好きなようですね。
>ishtarはやめてartemis なんてどうでしょう。

Ishtar 〜 イシュタル、アッシリア・バビロニアの豊饒の女神さまです。
メールアドレスに反応してくださったのはゆうたろうさまだけです。
実はその筋の人かも・・・ (^^;

>奇術師に豊穣の女神は?、月の女神なら無理に解釈すればなんとか結びつくかも(笑)
>やっぱりちょっと無理があるかな^^;

日本の主神たる太陽女神、Amaterasでもよかったんですけどね (^^;

Ishtar Isis Astarte Artemisなどのオリエント起源の女神は、
キリスト教の勢力拡大とともに、いっしょくたにされ、邪神扱いのすえ、
大悪魔Astaroth 〜 アスタロトにされてしまいました。
しかし、アスタロトはフェニキアの女神アスタルテの性質を強く受けつぎ、
月の女神として中世の錬金術師の間でひそかに信仰を集めていました。
錬金術と切っても切れない関係にある占星術、それをAstrology(アストロロジイ)と
呼ぶようになったその由来は、実はアスタロトから来ているのだそうです。

・・・何の話をしていたんでしたっけ(笑)

>あっ!銀と月の関係ひとつ思いつきました。そういえば女神アルテミスの髪は銀髪ですね^^;

やはりマニアか (^^;;
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投稿者:マーケットの奇術師  投稿日:2000年12月12日(火)01時27分33秒

>長期に渡って安定した利益を上げるためにはどの銘柄を選ぶかとか、いつポジションを
>持つかということはほとんど関係なくて、position sizing が全てではないかと個人的には
>思っているのですが、これってほとんど話題にならないんですよねぇ。。。

同感です。折に触れ、マネーマネジメントというものの重要性を指摘してきたつもりですが、
なんにせよこの手の話題はロスカットと平行して論じられることが多いですので、どうしても
後ろ向きの、守備に偏った印象が強くなり、あまりウケは良くないですね・・・ (^^;

さて、ポジションサイズという話になると必ず出てくるのが、optimum-F(最適F値)という
考え方です。

相場というものをごくごく単純なモデルで考えてみますと・・・
勝てば賭け金が2倍になり、負ければ賭け金が没収されるという簡単な賭けがあるとします。
仮に上手な人がいて、常に60%の確率でこの賭けに勝てるものとします。
元金が1億円あり、賭け金は自由に設定できるとした場合、この人は毎回いくら賭ければ、
期待利益を最大にできるでしょうか?

毎回資金全部を賭ける、というのは最も愚かしい賭け方です。勝ち続けている限り、
資金は2億円、4億円、8億円・・・と、文字通り倍々ゲームで増えて行きますが、
一回でも負ければ資金をすべて失ってしまいます。

逆に、毎回10円ずつ賭けていれば、勝っても負けても10円ずつしか資金が増減
しませんから、いくらやってもほとんど資金を増やすことはできません。

多すぎる賭け方は危険で、少なすぎる賭け方は非効率。最適な賭け方は、この両者の
中間にあることは想像できます。たとえば毎回、手持ち資金の10%を賭けるものと
した場合、1回勝てば元利合計は1.1億円、2回勝てば1.21億円・・・というふうに
推移して行きます。

数式でこれを表現しますと、

R=B×(1+F)^(w×n)×(1−F)^((1−w)×n)

但し、Bは当初資金(この場合1億円)、
   Rはn回試行後の元利合計、
   nは試行回数(たとえば100回)、
   wは勝率(この場合60%)、
   Fは掛け率、
   ^はべき乗を意味します。

この式で、Rを最大にするようなF(最適F値)を求めればよい、ということになります。
微分方程式を解かないと答えは出てきませんが、数値的に正解の見当をつけるのは簡単で、
Fを1%から100%まで、1%刻みで変化させて極大になるFを探せば良いのです。
(表計算ソフトなどを使えば、そんなに手間はかからないと思います)
おそらく、この条件であれば、F=0.2ぐらい、つまり毎回資金の20%程度を賭ければ
良い、という結果が出るのではないかと思います。

興味のある方は、勝率や賭けの条件など、いろいろパラメータを変更して、シミュレート
してみますと、面白いと思います。
・勝率が65%、ただし勝った時の賞金が1.5倍しかもらえないケース
・逆に、勝率は55%と低いかわり、勝ったときの賞金が3倍になるケース
など比較してみますと、損小利大の大切さが浮かび上がってくるかもしれません (^_^)

実際の相場は、こんな単純な条件(勝てば賭け金2倍、負ければ賭け金没収)ではなく、
毎回利益や損失のパターンは異なってきます。ですので、過去の結果のパターンを
場合分けし、それぞれの確率で重み付けした確率分布を使って、自分にとっての
最適F値を求めることになります。
たとえば、過去のトレードの結果を集計して、

利益     確率
+50%〜  2%
+40%台  4%
+30%台  8%
+20%台  19%
+10%台  25%
損得無し   22%
−10%台  12%
−20%台  4%
−30%台  2%
−40%台  1%
−50%〜  1%

というような確率分布表を作り、それぞれを掛け合わせていって、同じように
Fを変化させて最適ポイントを探せば良いのです。

(つづく)
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投稿者:マーケットの奇術師  投稿日:12月12日(火)01時31分27秒
実際の機関投資家などの運用では、理論的な最適F値よりも、はるかに低いところに
Fを設定しています。勝率は常に一定ではなく、短期的には大きく変動しますので、
不振期のドローダウンが大きくなりすぎないようにするため、また市場環境の変化で
一時的に投資手法が通用しなくなるケースを考慮してのものです。
ファンドの運用では、それがたとえ一過性のものであったとしても、資産が半分とか
3分の1とかに減少することは決して許されるものではありませんから・・・。

・・・と、ここまでは前置きでして・・・(前置きが長すぎる ^^;)

私の個人的な考え方は、ポジションサイズはロスカットポイントが決まれば
自動的に決まる、というものです。

損切りするポイントの設定の仕方は、人それぞれだと思います。
たとえば、10%逆行で切る、100円幅逆行で切る、評価損が資産の何%に
達したら切る、テクニカル的に重要な価格を割りこんだら切る、などなど・・・。

私の場合は、「テクニカル的に重要な価格を割りこんだら切る」のが原則ですが・・・

たとえば、時価が1100円で、1000円が絶対防衛線になっている銘柄を手がける
場合を考えてみます。
この銘柄を買うとき、たとえば損切りポイントを980円に置きます。
すると、1100円で買った時のやられ幅は120円ですから、1000株につき
12万円の損失が発生することになります。
一方、資産を仮に1億円とし、1回のトレードで許容できる損失を資産の0.5%と
設定すれば、この取引で50万円までは損をしても良い、ということになります。
そうしますと、50万円÷12万円=約4ですから、時価で4000株まで買っても
良いという計算になります。
実際には、さらに安全係数を掛け、執行リスク(980円をつけてから成行で売っても
980円では売れないかもしれない、など)や手数料などのコストも考え、せいぜい
2000〜3000株にとどめておくと思いますけど・・・。

ちなみに、一回のトレードでの許容損失の、資産に対する割合は、もちろん
資産の大きさによって変わってくると思います。私の感覚では、2%とか3%とか
いうのは大きすぎで、せいぜい0.5%以内だと思いますが・・・このあたりは
人それぞれでしょうね。
また、資産と言っても、総資産とか全金融資産ではなく、短期の株式売買に
振り向けている資産枠、と考えておいた方が無難です。

さて、こういう発想でポジションサイズを決めた場合、容易にわかることですが、
テクニカル的に重要な支持ポイントに近いところで建玉した場合ほど、大きな
ポジションを取ることが許容されます。
(たとえば上の例で、1100円ではなく1020円で買えれば、同じリスクで
 12000株まで買えることになります)
ですので、時価からなるべく近いところにロスカットポイントを設定できる
チャンスを狙えば、それだけ大きく勝負でき、ひいては期待利益も大きくなります。

これに対して・・・たとえばアラ石などを考えてみますと、こういう銘柄を手がけようと
する場合、どうしても損切りポイントを離す・・・つまり、相当引かされても損切りに
ひっかからないようにする必要があります。でないと、ちょっと逆に行っただけで
すぐに振り落とされてしまいます。
時価から離れたところに損切りポイントを置くということは、やられたときの損失が
大きくなるということですから、どうしても株数を抑えないと過大なリスクを負うことに
なってしまいますよね。

・・・長くなりましたので、いったんここまでにしておきますね。
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投稿者:マーケットの奇術師  投稿日:12月13日(水)01時33分39秒

>やはりリターンは運・不運もありますから、リスクを最小化するしかないですね。Long
>なら押し目買い、Short なら戻り売りということでしょうか。

NY者さまこそ、どうしてこう、重要なことをサラッと表現できるのでしょうか。
地球の裏側で私も感動しています (^_^)

「利益は神のみぞ知るだが、損失は人間が制御できる」という言葉があります。
昨日投稿した、ポジションサイズに関する私の考え方はこの言葉のとおりで、利益を最大化
することではなく、損失を限定し制御することを主眼にした戦略です。
結果的に、NY者さまの鋭いご指摘のように、「上げ相場の押し目を買う」「下げ相場の
戻りを売る」のが、この戦略に最も相性の良い建玉タイミングということになるでしょうか。

ただ、実戦的には、もう少し攻撃的な工夫ができるかと思います。首尾良く利益勘定に
なってきたときの利乗せのしかたや、手仕舞いポイントの設定のしかたといった部分ですね。
まあ、これももちろん当初の建玉に利が乗ってきてからの話ですけど・・・。
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投稿者:マーケットの奇術師  投稿日:12月15日(金)01時47分46秒

>奇術師さんに質問ですが、銘柄に惚れこむということはないのですか?
>下値の抵抗線を割りこんで、チャートでは売りとしか思えなくても
>惚れ込んでいるため、投げられず、思わず買ってしまうような・・・・・

そうですね・・・
銘柄に惚れているのか、それとも損勘定になっている玉に惚れていて投げられないのか、
それとも実は自分の相場観に惚れているのか・・・そのあたりは微妙ですよね。

実は私はもともと商品畑の人間ですので、たとえ定期(先物)市場での
抽象化された売買であっても、その背後に「現物」というものの存在感を
常に感じておりました。ひんやりした倉庫に眠る、4000ポンドの綿糸の
圧倒的な物量、袋の中で真珠色に光る生糸のつややかな手触り、匂い。
簡単に「1枚(ピン)」などと言いますが、紙切れ1枚とはわけが違いますので、
売買にはそういった身体で覚えたリアルな実在感が伴っていた気がします。

それに比べますと、やはり有価証券、中でも株式というものは抽象度が
高く、たとえ株券を目の前にしても、心の中ではその現実的な価値評価は、
常に揺れ動いているような気がするわけです。たとえば日立製作所の株券を
眺めたとき、この○万株が、連結売上高8兆円、発行済み株式数33億株の
大日立にとって、いかほどの意味があろうか、と・・・。
ですから、「銘柄に惚れる」というのが「会社に惚れる」という意味であれば、
私にはそういう感覚は希薄です。また、株式に対する「値頃感」というものも
もしかしたら清春さまより働きにくいかもしれません。百円でも千円でも、
あるいは1万円でも別におかしくないと思えば、新高値を買うことも新安値を
売り叩くことも、たいして抵抗感ありませんし。
強いて言えば、私にとって唯一実感できる価値基準は、配当利回りだけでしょうか。

もし、「銘柄に惚れる」というのが「引かれ玉が可愛い」「自分の相場観に惚れる」
という意味でしたら・・・これはもう、冷静になるしかありませんですね。
でも、それが簡単に出来たなら、誰も苦労しないわけで・・・(^^;
これは悩んでいる初心者の方に対して、個人的によくするアドバイスなのですが、
年に何回か、定期的に持ち株の在庫処分をしてみてはどうでしょう、ということを
言ったりします。どういうことかといいますと、年末年始、5月の連休、8月の
お盆などの機会に、損勘定になっている株を綺麗に全部売ってはどうですか、と
いうことです。長期休暇中にゆっくり頭を冷やしてもう一度検討し、それでも
自分の見通しに間違いが無いと思ったら、改めて買い直しましょう、という
ことですね。
先に、「引かれ玉に餅を食わすな」という格言のことをチラッと書きましたけど、
そういう意味では非常に含蓄のある格言だと思っています。
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投稿者:バーテンダーワッキー  投稿日:2000年12月16日(土)21時28分52秒

指標銘柄を見つけろ!:
今晩は。
皆様は何を指標ににトレードされておりますでしょうか?
ダウ、TOPIX、NY、ナスダック、グローベックス、でしょうか?
それとも。WTI、商品市況、DRAM相場? それにRSI,RCI,ボリューム
レシオ、騰落レシオ? それとも、チャートかな? 嫌、GNP,
景気動向指数かな? 

冗談はさておき、ここにいらっしゃるかたなら、恐らくそれら全ては最低限
ウオッチしそれに理解されておりますでしょう。
これに、個別株のチャート、業績、需給状況を認識しはじめて売買にのぞまれているでしょう。
しかし、これだけでは、たりませんね。

なにか?  常に、その時の相場に影響をおよぼしている指標となる株が
ございます。  バブル時代なら、不動産株、三井不動産(ウォーターフロント)
最近では、SB,ヒカリ(IT関連)でしょうね。  今は、なにか?

僕は、5104ジャパンエナジーとみています。 売り方の僕でも本玉をぶちこんで
しまったという。  おそらく全員参加型の株だったのではないでしょうか?
これがしこれば、ちょっときついかなー?  なんて見ています。
今回、損失をだしましたが、通常なら、指標として取り扱いをしなければならない
株を売買してしまい、何をみて良いのかわからなくなってしまい混乱してしまったという・・・。
これが敗因だと思います。 

それはさておき、5104ジャパンエナジーが今後の低位の指標となりますでしょう。
ITバブルの後、困った時の電線もぽしゃり、ボロ株相場が始まりましたが、
それらを引っ張ったのがこの株でしょう。  この株の動向しだいで
その相場の方向性が決まる気がします。  ズバリ・・・・・・・・・・・・
そろそろ終焉でしょうか?
もしこの株が上がるにしても、もう一回、下げることにより空売りを
取りこむ必用がありますでしょう。

  以上はあくまでも僕のすきかってなそう場感によるすきかってな
  判断ですのでお許しくださいませ。
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投稿者:マーケットの奇術師  投稿日:2000年12月17日(日)11時52分09秒

ワッキーさま:
指標銘柄ですか・・・セクターごとに、あるいは時のテーマごとにいろいろあると
思いますけど、どれかひとつといえば、個人的には、8803 平和不ですね。
東証の、いや日本市場のシンボルストックですから、これしかないでしょう。
お若い方には、それほどの思い入れはないでしょうけど (^_^;)

冗談抜きで、いまでも市場全体のムードというのをそれなりに値動きに映して
いることが多いですよ。「市場全体の」というところがミソなのですが。

他の主要指標として、ワッキーさまの挙げてくださったものに付け加えるとすれば、
為替と金利でしょうか。為替はもちろん三極通貨、金利は国債指標銘柄(長期)、
CD3ヶ月物もしくは無担保コール翌日物(短期)といったところでしょうネ。
あと、指数では東証一部単純平均も、全体指標として非常に重視しています。
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投稿者:マーケットの奇術師  投稿日:2000年12月31日(日)21時28分18秒

清春さま:
>変な質問ですが
>国と地方自治体の債務(借金)は5年もすれば1000兆円の大台に乗ると思います。
>国と地方に貸し込んでいるのは、国民と、国民の金を預かっている金融機関です。
>仮に政府が徳政令を発布して、国と地方の借金の棒引きを決めたら
>国民の1000兆円の金融資産がゼロになりますよね。
>ということは、日本国民には、預金なんかないということになりませんか?

まあ、おおざっぱな計算ではそういうことになりますね。
徳政令というのは冗談のように聞こえるかもしれませんが、政治や経済が混乱すれば
有り得ないことではないのです。

少し昔話をさせてください。

うちの先々代、つまり私の祖父の代の頃は、泥沼の戦争がいよいよ拡大し、経済は統制色を
強めておりました。働いていた若い衆は次々と徴兵されて行き、人手不足が悩みのタネ
だったそうです。政府は膨れ上がる軍事費をファイナンスするため、国民に倹約を強制し、
貯金を奨励していました。

大叔父(祖父の弟)はインドシナで戦死しました。まあこの人は陸士出の将校、つまり
職業軍人でしたから、お国の為に殉ずることは当然のことだったのかもしれませんが・・・
やがて敗戦・・・

経済混乱の中、GHQと政府はインフレ抑制を大義名分に、預金封鎖を行ない、
旧貨幣を新円に切り替えました。金融資産は、事実上、没収されたのと同じです。
さらに追い討ちをかけたのが、農地解放でした。
もちろん、祖父はたいへんな苦労をしたそうです。私も幼い頃、当時の話を幾度も
聞かされました。
「それでも、空襲で家を焼かれ、家族のほとんどを失った人々に比べれば、まだうちは
幸せな方なんだよ」と言って、静かに笑っていたのが思い出されます。

戦争に負けるということは、こういうことなのですね。個人の生命も財産も、
国の後ろ盾があってのものに過ぎませんです。
そしてこの国の政府は、どうしようもなくなったら最後はツケをすべて国民に回します。

「だから日本政府が破産しないように支えましょう」ということが言いたいのではありません。
むしろ逆です。「政府の破産に道連れにされないよう、自分の身は自分で守りましょう」と
いうことですね。
幸い、当時と違って、今は自分の財産を守る手段が豊富にあります。最悪のケースに
備えて、多少なりとも外貨や貴金属に資産を割いておくのもひとつの考え方だと思います。

郵貯も国債も、今のところ安全な投資先ではありますが、絶対ではない、ということですね。

>例えていえば、隣り合う2軒の家があり、1軒は倹約家で1000万円の金をもっている。
>隣に飲んだくれの親父がいて、その親父が倹約家から1000万円の借用書を書いて
>1000万円持って帰り、遊びで使い果たしてしまうとする。
>倹約家は1000万円の金をもっていると思っているが、
>この2軒の預金を合計すると、ゼロである。
>政府と国民の関係は、シンプルにいえば、こういうことではないのでしょうか?

・政府支出は(大部分が)国内企業所得および国内雇用者所得になる
・政府は徴税権を持っている
・政府は国内で最高の信用を持っている(経済規模が許す限り国債を発行できる)
・政府は中央銀行に不換紙幣を増発させることができる
・個人はmortalな存在であるが、政府はimmortalな存在である

など、ちょっとそのたとえではカバーし切れない部分が多いので、あまり話を簡単に
しすぎるのもまずいかな、という気はします。
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投稿者:マーケットの奇術師  投稿日: 2001年1月 3日(水)11時51分55秒

>同感です、ネット取引が生み出したゲーム感覚?投資家層は「若い(テレビ
>ゲーム世代が参入しているのではないか?)」この層は増加しそう(相場
>環境にもよるが・・)証券業界では以前から上げ相場では65%が利益を
>上げ下げ相場では95%が損失を抱えるとの定説?があるそうですが、この
>定説もネット取引とインターネット情報でプロとアマチュアの差が縮む傾向
>がありますし、比率は変わってきているのではと考えているのですが・・

おそらく、この売り専科掲示板をご覧になっている方々の中にも、そういった
若い世代の投資家がたくさんいらっしゃるのでしょうね。

ちょっと本題から外れますけど・・・

前から思っていたのですが、
1.最近株を始めた、初心者の方
2.通信取引で売買している方
3.お若い方
こういった方々に共通の特徴として、「せっかちすぎる」ということが
あるような気がいたします。折々に売り天のほうを拝見していても、よく
そういう感じがしますね。
待つのも相場のうちですから、その日その日の勝負に流されるのではなく、
有利な態勢に持ち込んで、時を味方に付け、じっくりと時が満ちるのを待つ、
そういう感覚を身に着けられれば、もっと違った世界が見えてくるかも
しれません。
お若い方々には、「持ち時間」がたくさんあるのですから、本質的には
非常に有利なはずなのですが、それを生かしていない方が多いようにも
思います。

相場は刹那の博打ではありません。それを悟らないかぎり、この世界で
長く生き残っていくのは難しいんじゃないでしょうか。
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投稿者:マーケットの奇術師  投稿日: 2001年1月 4日(木)21時07分51秒

株式市場では、ある程度の期間ごとに、主たる物色対象が循環して行く傾向があります。
これは、ファンダメンタルズを重視し、割安なセクターを探す機関投資家の投資行動に
よるものとも言えますが、逆に彼らもある程度これを考えてポートフォリオ構成の戦略を
決めてくるという面があります。

もう少し具体的に言いますと、ある年に市場平均(TOPIX)よりも大幅に
上昇したセクターは、次の年は市場平均以下のパフォーマンスしか示さない傾向が
非常に強いです。
逆に、市場平均よりも大幅にアンダーパフォームであったセクターが次の年に
大幅上昇するかと言うと、そうとも言い切れないのですが・・・少なくとも、
下げ止まりの傾向を見せることは多いです。
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投稿者:マーケットの奇術師  投稿日:2001年 1月 7日(日)01時41分51秒

はじめまして。ようこそいらっしゃいました。
「分割買い」とおっしゃっているのは、いわゆるナンピン買い下がりと
考えてよろしいのでしょうか。

7995 バルカー、3107 ダイワボウ、5210 日山村硝、6203 豊和工、5981 東京綱・・・
渋いポートフォリオですね。今のところどれも持ち合い解消売りで頭重い展開ですけど、
低位株の分散長期投資という戦略自体は、なかなか有効なものだと思います。
個別の見通しはさておき、気になった点が2つほどあります。

・下がってから損切りかナンピンかで迷っておられること

分割して平均単価を下げながら買い仕込んで行くのは常道でしょうけど、それは
あくまで計画的なものでなくてはなりません。あらかじめ下値のメドをたて、
最悪そこまで下がることを覚悟して買い始めるわけですから、第一弾として買う
株数は、相当に抑えたものになるはずです。
また、当初想定した下値のメドを割り込んでさらに下がってしまった場合、
あるいはそこへ至る前でも、当初の想定に不安を覚えた場合は、作戦失敗ですから、
即座にすべての買い玉を手仕舞い、改めてポジションを作り直さなければなりません。

第一弾から資金のかなりの部分を投入してしまい、それが引かされて慌てる、
あるいは損切りかナンピンか方針が定まらず悩む、こういった症状は、やはり
当初の計画(シナリオ)がきちんと詰められていなかったためではないでしょうか。

・信用で買い増しをしておられること

これは私の個人的な考え方ですが・・・信用買いというのは本質的に不利な作戦
ですので、特別な場合を除き、やってはいけないものと考えておいた方が
いいのではないかと思います。
少し前に、「有利な態勢に持ち込み、時間を味方に付けるべし」という意味の
投稿をしたことがありますけど、信用買いは逆に時間を敵に回しているわけで、
好ましくないやり方だと考えています。

制度信用の買いには、規定の日歩がかかります。仮に300万円の現金担保で
1000万円分の信用買い建てを行なった場合、半年で1.45%、年利に直すと
2.9%の金利(日歩)支払が発生します。2.9%というのは表面金利で、
担保分の300万円は固定され、金利も貰えないことを考えると、実際には
700万円の借り入れに対し29万円の日歩ですから、実質金利は4.14%に
達します。これにさらに乗り換え毎に手数料がコストとして加算されます。
短期限定の勝負ならともかく、決着がつくまで時間のかかる低位株の買い増しに
信用買いを使うのは、大きなハンデを背負って戦っているようなものでは
ないかと思います。

・・・以上のようなことを考えると、ここはいったん全部ご破算で手仕舞って、
資金配分も含めて改めて作戦を練り直してから、再挑戦なさることをお勧め
したいです。チャンスはいくらでもありますので、不利な態勢で我慢
しつづけるよりは、その方が近回りなんじゃないでしょうか。

あと、もし銘柄を選び直されるなら、中低位でも比較的値動きの軽い銘柄を
一つか二つ入れておくと、資金も動かしやすいし精神的にも楽になるかも
しれません。
1954 日工営、2051 農産工、7012 川重、8088 岩谷産、9104 商船三井など、
これらはあくまで一例ですが、検討してみてはいかがでしょう。

・・・こんなところでよろしいでしょうか。
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投稿者:マーケットの奇術師  投稿日:2001年 1月 7日(日)19時15分40秒

>>信用買いは逆に時間を敵に回しているわけで、好ましくないやり方だと考えています
>すみません、ここのところはご説明にありましたとおり、「日歩」がかかるということで
>「時間を敵に回している」と理解すればよろしいでしょうか。
>(以前のご投稿の際、「信用売りも6カ月の期間があるのにどうしてかな」と思ってしまったので)。

おっしゃるとおりで、そのつもりで書きました。
なんにせよ、お金を動かす者はすべからく金利を受け取る側に回るべし、決して金利を
支払う側に回るべからず、ということでしょうか。まあ、そこまでシビアでなくても、
金利を考慮し、時間を味方に付けて投資戦略を立てるのは、非常に大切なことです。
「お金持ち」「資産家」と呼ばれる人たちは、この感覚がちゃんと身に付いているものです。

では信用売りなら良いのか? 良いのです。本来、制度信用の売り方には日歩受け取りが
発生します。日歩受け取りが配当支払・乗り換え手数料を上回るなら、万年売りも
立派な作戦です。昨今は超低金利で、売っても日歩がもらえないため、それだけでは
採算に乗りませんが・・・

この掲示板を読んでいらっしゃる方には、信用取引をなさっていない方もおられると
思います。なぜ売り方が日歩をもらえるのか、納得できない方も多いと思いますので、
少し詳しく述べますと、
信用買いというのは、日証金からお金を借りて株を買うことに他なりません。借りた
お金には金利がかかりますが、一方で買った株券を預けているために貸株料が貰えます。
つまり、買い方の支払日歩とは、支払金利−貸株料のことなのです。
一方、売り方は株を借りてそれを売るわけですが、売った代金は使うことが出来ず、
買い戻すまでの間、日証金に貸し付けていることになります。貸したお金には当然
金利がつきますが、借りた株の貸株料をそこから差し引いて受け取るわけです。

しかしながら、上にも書きましたように、昨今は超低金利ですから、金利と貸株料が
拮抗し、買い方の日歩は小さくなり、売り方は日歩ゼロ、つまり日歩をもらえなく
なってしまいました。

信用期日の話はまた別で、これは一旦清算して買い直せば(売り直せば)済むことですから
たいして問題にはなりません。
なお、日本の制度信用では、乗り換え手数料だけ支払い、含み益や含み損を清算せずに
次の期日まで繰り越す(ロールオーバー)ことは、残念ながらできません。
どうしても一旦清算するか、現引きという形になります。
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posted by   at 00:00| マーケットの奇術師さん | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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