2005年05月01日

奇術師さん3

投稿者:マーケットの奇術師  投稿日: 1月 7日(日)22時49分43秒

のぶりんさま、ファルコンさま:
機関投資家というのは、人様のお金を一任勘定で預かって運用する会社のことを
言うものだと考えておけば、間違いはないと思います。

>「充分安い水準ではある。しかし持ち合い解消もあるし、明るい材料は何もないから
>まだまだ下げそうだ。こんなところで一人で無理して買って、ドンキホーテになるほど
>馬鹿じゃないぜ。もうたっぷり損を抱えているし、上げトレンドがはっきりしてから
>出動しても充分。みんなもそうだろう。ここから相場が下げれば、株を持ってないだけで
>ベンチマークを上回れる。いわば防御が最大の攻撃というわけだ。いまは利益より
>これ以上損失を増やさないことだなあ...。」というわけで買いは入れませんね(^_^;)。

(^_^;)

・・・そうですね・・・おそらく、大多数のみなさまは、ファンドというものの運用の
仕組みを、漠然と個人投資家の延長線上で理解していらっしゃるのでしょうね。
実は、そのほとんどが誤解であろうと思います。

株式市場というひとつのグラウンドで、機関投資家も個人投資家も入り乱れてゲームを
しているわけですが、よく見ると、投信・外資・公的資金・そして個人と、実はそれぞれ
ゲームの進め方や目的が全然違うことにお気づきなのではないかと。

大納会前の引け際の上げは、PKOというよりはドレッシング買いの面が強かったと
考えています。これなど、「違うゲーム」の最たる例かもしれませんね。
普通、個人投資家は、安く買って高く売ることを目的として参加するはずです。
しかし、機関投資家や証券自己は、場合によっては「値段を上げるために買う」ことが
あります。個人投資家の目から見れば、愚かしいことですが、彼らの目的からすれば
それはごく自然に取られる行動パターンなのですね。
個人投資家でも、仕手と呼ばれる人たちは、一般の投資家にはなかなかその真意が
理解できないような不思議な行動を市場で取ることがありますけど、それと同じような
ものかもしれません。

また、ファンドマネージャの仕事がディーラーの仕事と混同して理解されていることも
多々あります。ファルコンさまの想像は、おそらくそういったところから出ている
ものでしょうね。
ファンドマネージャには、株を買わない自由というのはありません。アロケータから
与えられた株式運用枠、すべて株を買わなければならないのです。
また、ファンドマネージャには、タイミングを計る自由もほとんどありません。全体相場が
どうであれ、また個別の目先の動きがどうであれ、資金が入ってきたら機械的に買わなければ
ならないのです。
一部外資系のファンドでは、テクニカルアナリストが運用スタッフに入っていて、
テクニカル分析を利用して売り買いのタイミングを調整することがありますが、
それはむしろ例外だと思います。
------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------
投稿者:マーケットの奇術師  投稿日:2001年 1月10日(水)02時46分44秒

ひろしさま:
そうですか、大半手仕舞われたのですね。

「大底で投げたくない」という感情、おっしゃるように誰しもあるものでしょう。
でも、それは結果論に過ぎないと思うんです。たまたまロスカットに引っかかって
手仕舞ったところが底だった、ということで、それ自体は別に悔しがるほどの
ことでもないと思います。

それよりもむしろ、「なぜそこでロスカットせざるを得なかったのか」という点が、
反省すべき本質的なところなのかもしれません。前回は詳しく触れませんでしたけど、
現物が7〜8%引かされた段階で、精神的に非常につらい状態になり、冷静さが
保てなくなるというのは、資金量に比べてポジションが重すぎるのも一因なんじゃ
ないか、という懸念があるんですが・・・いかがでしょう。
『資金配分も含めて・・・』と書いたのは、そのあたりももう一度戦略を再点検して
ごらんになった方がいいんじゃないかな、と考えた次第です。
------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------
投稿者:マーケットの奇術師  投稿日:2001年 1月12日(金)19時51分56秒

草笛さま:
草笛さまのご投稿中、一部誤解があると思われますので、ファンドとその運用スタッフの
名誉の為に、弁護させていただきたく思います。

>投信運用者は、無配のTECなんか見向きもしないでしょうが、僕等個人投資家の有利さは
>TECのような割安株を買うことができることです。
>投信運用者は横並びで、同業者が買っている株しか買わないから、いつも失敗するのです。

ファンドは、無配の銘柄を絶対に買わないということはありません。明らかに一時的要因で
赤字無配に転落して株価が割安になった銘柄、あるいは現在無配でも、積極的なリストラや
新分野への進出などで企業体質を変え、近い将来業績の大幅な伸びが期待できる銘柄などは、
無配でも買われることがあります。

しかし、現在の6330 洋エンジがファンドに大々的に買われることはおそらくないでしょう。
それは、致命的に流動性が不足しているからです。
仮に運用資産額100億円の中規模株式投信があり、簡単のため20銘柄均等配分で
ポートフォリオを組むとします。1銘柄あたりの買い付け額は5億円です。
洋エンジの1日あたりの平均売買代金は1000万円強しかありませんから、仮に
毎日一手買いを続けても、当初設定額を買い切るだけで二ヶ月かかることになります。
実際にはとてもそんなことはできません。洋エンジでは器が小さすぎて、このファンドの
運用対象になり得ないことはおわかりいただけると思います。
日揮は良くても洋エンジはダメ、新日鐵は良くても中山鋼はダメ、ソフトバンクは良くても
ヱスビー食品はダメ(笑)というのは、業績や配当や将来性云々とは別の問題なのです。

横並びで、同業者が買っている株しか買わない、たしかにそういった面はあります。
しかし、それは単にファンドマネージャが横並び意識が強すぎるから、というだけの
理由からではないのです。ベンチマークの問題、保守的な委託者の意識の問題といった
側面からくる、やむを得ない理由もあるのです。
たとえば総合型株式投信では、持ち合い解消があるから銀行株を一切買わない、あるいは
割高だから電機や自動車を買わない、そういう極端な運用は非常に難しいです。
なぜなら、TOPIXがベンチマークになる以上、時価総額に占めるウェイトの高い
これらのセクターを一切ポートフォリオに採用しなければ、あまりにもリスクが大きく
なりすぎるからです。うまく行ったときはいいのですが、経済状況や相場の流れが
急変したとき、ベンチマークに大負けしてしまうことになります。
ファンドというものは、一発勝負で短期に大儲けするために存在するものではなく、
ある程度の長期間、安定して市場平均に勝ち、複利効果の助けを得て結果的に有利な
資産運用を行なうために存在するわけです。そして委託者もそれを望み、短期的には
ともかく、長期的には預金金利や債券よりも株式による運用が利回りが高くなることを
知ってファンドに運用を任せているのです。
ある意味、ファンドほど株式市場を(ひいては日本経済を)信頼している投資主体は
ないとも言えます。ファンドマネージャの仕事とは、TOPIXが10%上がれば
13%上がり、TOPIXが10%下がれば7%しか下がらないポートフォリオを
作成し、維持調整管理することなのです。そして長期的に市場平均はマクロ経済の
成長に伴い、インフレ率を上回るリターンをもたらすことを信じているのです。

私の知るかぎり、横並びというよりはむしろ、特徴のある小型成長株を少しでも多く
見つけて、許されるかぎりポートフォリオに組み入れようと、日々情報収集や分析に
苦労しておられるファンドマネージャの方々が多いです。
腕に自信のある個人投資家の方ほど、ファンドマネージャへの不信が強いのは
わかりますが、よく言われる「サラリーマン」的な面は、誤解に基づく部分も
多いのではないかと。
少なくとも、横並びでみんなが買う大型主力銘柄だけを買っていれば、失敗しても
言い訳ができる、というような甘い世界でないことだけは確かだと思います。
------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------
投稿者:マーケットの奇術師  投稿日:2001年 1月12日(金)22時22分32秒

草笛さま:
>説明よくわかりました。そうあっていただきたいと思います。
>せめて郵便貯金の金利なみに運用していただければ皆感謝するでしょう (^O^)

ほんとうによくご理解いただけたのでしょうか?
長期間平均すれば、郵貯金利など問題にならないぐらい株式投信のパフォーマンスは高い
はずですが・・・?

たとえば去年の3月頃に新規設定された投信をその時に買い、そのままにするような
おおざっぱな買い方をすれば、現時点では3割ぐらい減価しています。
そうじゃなくて、オープン型投信を毎月一定額積み立てて行くような買い方をすれば、
バブル崩壊以後の不安定な時期でも、充分なリターンが得られていますよ。
自然とドルコスト平均法的な効果が出ますので。
ファンドとは本来、そういうふうに買うものだと思います。

一年で東証一部時価総額の25%が失われるような時期に、元金保証の預貯金に
勝るパフォーマンスを上げるファンドがほとんどないのは、あたりまえのことです。
そのかわり、良い時期には一年で50%近いリターンをもたらしてくれるファンドも
たくさんあります。
責められるべきはファンドの運用ではなく、平均株価が天井をつける近辺で
よく考えずにまとめて株式投信に資金を投下した投資家の方ではないでしょうか?

もちろん、市場平均にすら勝てないファンドは、その運用手腕を責められて当然ですけど・・・(^^;
------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------
投稿者:マーケットの奇術師  投稿日:2001年 1月15日(月)23時49分35秒

セクター毎の為替との連関については、過去のデータでは次のようになっております。

円安になると上がり易いセクター
化学・薬品・ゴム・機械・造船重機・電機・精密・自動車・その他製造

円安になると下がり易いセクター
建設・食品・紙パ・陸運・損保・不動産・倉庫運輸・電力ガス・サービス

・・・まあ、ご想像通り、輸出産業は円安メリット、内需関連はデメリット、という
構図ですね。ちなみに、今日下がったセクターは、
農林水産・薬品・紙パ・陸運・海運・倉庫運輸・電力ガス・損保・銀行
これだけを見ると、非常にわかりやすいと言えばわかりやすい相場なんですが・・・
------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------
投稿者:マーケットの奇術師  投稿日:2001年 1月16日(火)01時07分31秒

あの手この手で投信を売りたがる証券会社の無茶な営業実態は、よく見聞きする
ところです。末端のセールスマンは、投信の販売高が成績に直結する仕組みになって
いますから、お客のためになるかどうかは二の次で、とにかく売ることに血眼になります。

ではなぜ証券会社が投信を勧めたがるのか? それはもちろん、投信販売が証券会社にとって
ノーリスクで法外な手数料を取れる、おいしい商売だからです。手間ばかりかかる小口株式の
売買注文をちまちまもらうより、ドーンと投信を買ってもらったほうが証券会社にとっても
ありがたいのですよね。
投信の仕組みに付いてはここでは触れませんが、実際の運用は投信会社、信託財産の管理は
信託銀行、そして販売するのは証券会社、というふうになっているのが一般的です。
注意すべきは、証券会社は投信の販売窓口に過ぎない、ということです。

投信の販売に際しては、『適合性の原則』というルールがあります。
顧客の知識や経験、あるいは資産の状況をよく考慮し、不適当な勧誘をしてはならない、
という重要な原則です。特に問題になるのが、リスク面も含め、顧客の理解力に応じて
充分な説明をし、顧客が理解し納得したことを確認してから販売しているかどうかです。
少し前から、銀行での投信窓口販売が解禁されましたが、そこでの商品説明は押し売りとは
程遠い、もっと言えば「買ってほしいのかほしくないのかわからない」ほど、腰の引けた
ものだそうです。本来、リスク商品の勧誘はそれぐらい慎重であるべきなのかもしれません。

しかし、もう一方では、『自己責任の原則』というルールも、厳然としてあります。
元金保証でないリスク商品を購入した場合の結果は、最終的に購入を決断した顧客自身が
背負うべきものである、という原則です。言うまでもないことですね。
その投信の運用方針も、過去の実績も、現在の相場環境も確認せず、勧められるままに
なんとなく買ってしまった結果を、営業にすべてなすりつけるわけにはいかないでしょう。
投資家は被害者ではありますが、その過失責任割合はゼロではないと思います。

なお、投信と言っても、その運用方針は多種多彩です。債券運用の比率が高く、比較的
成績の安定したバランス型投信もあれば、ほぼ100%株式で積極運用するタイプの
投信もあります。特に後者のようなタイプには、買う側にもそれなりの相場観が必要に
なってくるのは当然のことではないかと考えています。
逆に、自分の相場観に自信のある場合には、デリバティブズを利用したブル型・ベア型
投信とか、業種選択型投信なども面白い存在だと思います。
------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------
投稿者:マーケットの奇術師  投稿日:2001年 1月16日(火)01時08分31秒

継続的に資金が入ってくる事業体、というのは、みなさまオープン型投信などを
想像なさるかもしれませんね。もちろんそれもありますが、それよりも典型的かつ
重要なのは、生保・年金・簡保などの資金を運用する機関投資家のファンドです。
身近な株式投信などとは異なり、これらのファンドは規模も大きく、また運用に
際しての法的な規制もありますので、株式のみで運用しているわけではありません。
5・3・3・2規制などという言葉がありますが、だいたいどの信託銀でも、
国内債券・国内株式・外国債券・外国株式・転換社債・貸付金・譲渡性預金、といった
順で運用比率を決めています。国内株式は総資産の2割から3割程度でしょうか。
この運用比率を決めることを、アセットアロケーションと呼んでいます。
理想的には、上げ相場を予測して株式運用比率を高め、下げ相場を予測して
運用比率を下げる、というふうになれば一番効率的ですが、なかなかそうも
いかないようです。むしろあまり極端に比率を上下させるようなことはせず、
ご指摘のように追加資金が常に流入することによるドルコスト平均法的効果を
利用して長期的な平均リターンを維持する方向で運用しています。

ですから、株式に投資する場合、ファンドマネージャが責任を負うのは、
糸魚川さまがおっしゃるようにベンチマークに対するパフォーマンスなのです。
株式市場全体の騰落についての相場観が問題になるのは、ファンドマネージャ
よりもむしろ委託者とアロケータなのです。
もちろん、ファンドマネージャも、目先の相場が弱いと思えばディフェンシブな
ポートフォリオを組むのは当然のことですが。
------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------
投稿者:マーケットの奇術師  投稿日:2001年 1月17日(水)01時39分09秒

今日は後場から米国市場を気にしてダレるかと思っていたのですが、案外踏ん張りました。
徐々にムードも変わりつつあるのでしょうか。

もし本当に底入れが近いのであれば・・・
相場が上げに転じる端境期というのは、スポットが当たる銘柄群がめまぐるしく変化
していく傾向があります。上げ始めは、買い方は誰でも半信半疑ですから、
少し利が乗るとすぐに利食って資金を回転させようとしますね。
そして、徐々に上げが鮮明になってくる頃、相場の柱になる主力セクター群もまた、
はっきりと全貌をあらわしてきます。腰の据わった資金がセクター間、あるいは
セクター内の銘柄間でゆっくりと循環を始めると、息の長い上げ相場に発展
して行きます。

目先、足の速い資金が集中して上げている銘柄は、呼び水、先導役に過ぎません。
本命はどこか、そして本格的に上げ始めたときに水準訂正が期待できる銘柄は何か、
そのあたりを考えて今から布石を打っておくのもいいかもしれません。
ただ、慌てる必要はないと思います。まだまだこれから一波乱も二波乱も予想されますので、
資金配分を考えて、じっくり行きましょう。
------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------
投稿者:草笛  投稿日:2001年 1月17日(水)11時30分51秒

マーケットの奇術師さんへ

僕は誰よりも、奇術師さんの相場の知識に尊敬の念を覚えています。
奇術師さんほどの人に出会ったことがありません。
僕など足元にも及ばぬ相場の知識と腕と人格をお持ちだと感じ入っています。

それゆえ、奇術師さんの投稿に対して、反論をしたことはありません。
たまに、一言いってみたいと思うこともありますが、恐れ多くて
言えませんでした。

今日はひとつだけ、あえて言わせていただきます。
TECのような無配株を投信がかわず、横並びで、誰もが買うような株ばかり買うから
投信の運用成績が、どれも同じく悪いのだという僕の意見に
「投信がTECを買わないのは、無配だからなのでなく、5億円のロットで
 TECを買うのに、TECは一日1000万円の商いしかなく、日数が
 かかりすぎるからである」 とお答えになりました。
それは、間違いだと思います。90円前後で買おうと思うから5億円分は
買えませんが、110円まで買えば買えるのです。110円で買えなければ
120円で買えばいいのです。それだけのことです。200円まで買えば
10億円でも20億円でも買えます。

投信運用者は200円台のときの日揮は見向きもせず、10万円台のSBを買い、
日揮が800円台になると、3000円台のSBに見向きもせず、日揮は有望だといって
800円でも900円でも1000円でも買うのです。

TECも500円を超えるようなことがあれば、有望株として投信運用者が
競って買いあさって、投信に組み入れることでしょう。

我々個人投資家は、彼等より身軽ですから、その利点を生かして儲けなければ
なりません。僕はそう思います。
------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------
投稿者:マーケットの奇術師  投稿日:2001年 1月17日(水)12時57分06秒

>それは、間違いだと思います。90円前後で買おうと思うから5億円分は
>買えませんが、110円まで買えば買えるのです。110円で買えなければ
>120円で買えばいいのです。それだけのことです。200円まで買えば
>10億円でも20億円でも買えます。

もちろん買えますが、その後はどうなるのですか?
その後も株価が上昇し出来高が増えればいいのですが、ほとんどの場合、
それまで一手に買っていたファンドが買いをやめ、一転売りに回れば、とたんに
相場は急落してしまうでしょう。その後、買い玉をどうやって捌くのでしょうか。

洋エンジを5億円も買えば、数百万株持つことになります。四季報に上位株主として
名前が出るほど買いこんでしまい、身動きが取れなくなったら困りませんか?

ファンドは仕手筋ではありません。ファンドマネージャがあやしげな銘柄を使って
そういうことをやり、失敗して売るに売れない大量のしこり玉を抱えてしまったと
したら、委託者にどういいわけすれば良いのでしょう。良くてもお払い箱、最悪
告訴されてしまいます。

>投信運用者は200円台のときの日揮は見向きもせず、10万円台のSBを買い、
>日揮が800円台になると、3000円台のSBに見向きもせず、日揮は有望だといって
>800円でも900円でも1000円でも買うのです。

そういう例もあるでしょうが、逆の例もいくらでもあるでしょう。
「投信運用者は」と一般化してこきおろすのは、どうかと思います。
値嵩株を順張りでどんどん買うこともあれば、売り込まれた低位株を
逆張りでコツコツ買うこともあります。それは結果としてそうなるので
あって、その時点で割安で有望と判断すれば、現在の株価にはあまり頓着せず
買うのがファンドです。
ちなみに、基本的な部分で誤解があると思うのですが、ファンドの運用は
ポートフォリオ運用を大前提にしています。日揮を買うということは、その分
何か他の銘柄を売っているということです。仮に日揮がその後たいして
上がらなかったとしても、売った銘柄がその後それ以上の比率で下がっていれば、
結果的にそのポートフォリオ組み替えは失敗ではなかったという事になります。
仮に今、武田を売って日揮を買っているファンドがあったとして、現時点で
その判断を誤りだと断言できますか?

>TECも500円を超えるようなことがあれば、有望株として投信運用者が
>競って買いあさって、投信に組み入れることでしょう。

そのためには、洋エンジ自体が500円でもファンダメンタル的に割安だと
評価される銘柄になることが大前提です。個人投資家やディーラーと違い、
単にその時の人気や値動きだけで買う、というものではありません。

草笛さまの論は、先入観に基づく悪口に近いものだと思います。
個人投資家の投資手法をそのまま延長して機関投資家にあてはめて考えると、
たいていその手の誤解に至ってしまいます。
おそらく投信がお嫌いなのでしょうが、だからと言って侮辱するような
言い方は控えるべきではないでしょうか。

>我々個人投資家は、彼等より身軽ですから、その利点を生かして儲けなければ
>なりません。僕はそう思います。

これは全面的に賛成です。前にも書いたような気がしますが、機関投資家と
個人投資家では、プレイしているゲームのルールが違うのです。
------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------
投稿者:草笛  投稿日:2001年 1月17日(水)14時23分52秒

マーケットの奇術師さんへ

僕は一般投資家の感覚なので、別に高名な経済評論家なわけではありません。
調子はずれの意見かもしれまんが、まずもってお断りしお許しを願いたいと思います

> 洋エンジを5億円も買えば、数百万株持つことになります。四季報に上位株主として
>名前が出るほど買いこんでしまい、身動きが取れなくなったら困りませんか?

別に困りません。500円になってから100万株買うより100円で500万株
買ったほうが、有利です。
TECを研究して1000円が妥当値だと運用者が判断すれば100円で買えるとき
1000万株買ったっていいと思います。

>あやしげな銘柄を使って

TECを論じていて、そういう言い方をすると
TECから名誉毀損で告訴されるかもしれませんよ(笑)

>おそらく投信がお嫌いなのでしょうが、だからと言って侮辱するような
>言い方は控えるべきではないでしょうか。

日経平均が2倍になっても、投信は10%〜20%も運用利回りを出せれば
大成功。日経平均が下がれば、先駆けて元本割れする投信が多いのです。
嫌いというより、同情して、こういうふうにやれば、儲かるよと
ヒントを与えてあげているのです。侮辱してるなら、話題にもしないで無視します。

日経が下げても、元本が増えるような運用をして、世間から信頼をかちえることが
先決です。手数料までとっておいて、元本を3割も減らすようでは世間様から
信用されません。僕は思いやりと親切心で、投信のことを心配しているのです。
------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------
投稿者:マーケットの奇術師  投稿日:2001年 1月17日(水)16時02分45秒

草笛さま:
>別に困りません。500円になってから100万株買うより100円で500万株
>買ったほうが、有利です。
>TECを研究して1000円が妥当値だと運用者が判断すれば100円で買えるとき
>1000万株買ったっていいと思います。

その場合はもちろん買ったっていいでしょう。しかし、現在の洋エンジをリサーチして、
1000円が妥当株価だという判断を下すアナリストはいないと思います。

なお、いわゆる5%ルールというものがありますので、普通は1000万株までは
買わないと思います。

>TECを論じていて、そういう言い方をすると
>TECから名誉毀損で告訴されるかもしれませんよ(笑)

あまり現実離れした仮定や、揚げ足取りのようなレスを返されては、まともな議論に
なりませんです・・・

>日経平均が2倍になっても、投信は10%〜20%も運用利回りを出せれば
>大成功。日経平均が下がれば、先駆けて元本割れする投信が多いのです。

そんなことはないと思います。上手な運用をしている投信の過去の基準価格の推移を見れば、
そんなにいわれるほどひどい成績でもないのがおわかりいただけるかと思います。

現実に、現時点でも6ヶ月前比で成績がプラスを維持しているファンドもあります。
もちろん、ベア型投信などではなく、普通の株式投信です。
時期を考えると、極めて優秀な成績だと思いますが、いかがでしょうか。

>嫌いというより、同情して、こういうふうにやれば、儲かるよと
>ヒントを与えてあげているのです。侮辱してるなら、話題にもしないで無視します。

草笛さまのような優れた技量をお持ちの個人投資家の成績と比較すれば、機関投資家の
運用がまだるっこしく愚かしいものに見えるのは当然のことです。
しかし、それは機関投資家のリスクの取り方が小さいこと、動かす金額が大きいこと、
そして運用の方法論とその根底に流れる考え方が根本的に違っていることによるものです。
草笛さまのおっしゃることは、彼らにはおそらくヒントにはなり得ないと思います。

>日経が下げても、元本が増えるような運用をして、世間から信頼をかちえることが
>先決です。手数料までとっておいて、元本を3割も減らすようでは世間様から
>信用されません。僕は思いやりと親切心で、投信のことを心配しているのです。

フィナンシャルプランナーでいらっしゃる草笛さまのご意見とは思えませんが・・・

何度も同じことを書いて恐縮ですが、TOPIXが25%も下がるような年に、
元本割れしないファンドがあれば、それは奇跡のようなものです。
同じ時期に、TOPIXを上回る成績を残せた個人投資家が、はたして全体の何割
いたでしょうか。それを考えると、あながち非難されるような成績でもないと
思います。

どんなときでも元金を減らしたくないなら、預貯金や公社債投信で運用するしか
ありません。そのかわり、もちろんリターンは微々たるものです。
ダウが2倍になれば2倍以上になり、ダウが3割下がっても元金を割り込まない、
そんな魔法のような商品は有り得ません。
株式というリスク資産で高いリターンを期待して運用する以上、リスクは
つきものです。その旨覚悟して投資家は資金を出しているのです。

・・・でも、おそらくそんなことは充分ご承知の上で、こういう感情的なレスを
されているのでしょうね。
お気持ちはわかりますが、掲示板という公の場に投稿なさる際は、なるべく
冷静さを保たれたほうがいいのではないでしょうか。私からもお願いいたします。
------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------
投稿者:草笛  投稿日:2001年 1月17日(水)17時41分22秒

マーケットの奇術師さんへ

> 何度も同じことを書いて恐縮ですが、TOPIXが25%も下がるような年に、
>元本割れしないファンドがあれば、それは奇跡のようなものです。

奇跡ではありません。プロならそれくらいなことやれなきゃ失格です。
それができないようなら、手数料を返却して、投信運用なんかやめてしまえばいいんです。
下がると読んだらTOPIXの先物を売っておくとか、いろんなやりかたがあります。
プロなら素人に負けてはいけない。

僕は株矢さんがおっしゃるように投信販売が投資家の利益より、設定する側の利益を
優先していることを憂えているのです。やりかた次第では、どんな相場でも利益は
上げられます。それがプロというものではないですか?

投信販売の最前線の証券マンを泣かすような運用はしないでいただきたい。
いろいろな内部事情で、証券会社サイドの利益に偏った運用があるかもしれません。
これを言っては、証券会社に嫌われるでしょうが、公募の引きうけシェアを増やすため
相場見とおしを度外視して、特定の株を仕込んだりしていないでしょうか?
本日、ドコモが219万円+14万円と飛ばせていますが、8000億円の
大型増資をするのに、個人投資家が果たしてドコモを買いあがったりするでしょうか?
NTTの公募のときも同じ動きがありました。こういうシェア争いの買支えに
投信の資金が回されてはいないでしょうか?通信業界の将来性を見込んで
相場観で買ったといえばいくらでも、理由がつけられますからね(笑)

投信が真に投資家の立場に立って運用されて、いい成績を上げて
むしろ投資家のほうから、証券マンにお願いして投信をわけてもらうような
時代がくることを切望してやみません。

この話しはこれまでにしましょう。
投信を理想論で額面どおり論じている奇術師さんと、実態を論じている僕とでは
どこまでいっても平行線です。

それより、売り禁止でどうして、このごろは株価が急落するのか
教えていただけないでしょうか?
売り禁止は買いだ!!と僕の古い頭には刷り込まれているのですが
いつから、売り禁止は売りだ!!に変わったのでしょうか?
------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------
投稿者:マーケットの奇術師  投稿日: 1月17日(水)19時58分22秒

草笛さま:(1)
>奇跡ではありません。プロならそれくらいなことやれなきゃ失格です。
>それができないようなら、手数料を返却して、投信運用なんかやめてしまえばいいんです。
>下がると読んだらTOPIXの先物を売っておくとか、いろんなやりかたがあります。
>プロなら素人に負けてはいけない。

なんだか意固地になっておられるようですね・・・
相場が上がればそれ以上に上がり、下がっても絶対に下がらない、
そんなことができるファンドがあったら、誰も苦労しません。
世界中の富がその奇跡のファンドに殺到するんじゃないですか?

TOPIX先物を利用できるのは、目論見書に先物やオプションを利用して運用すると
明記された投信だけです。ご存知ですよね?
具体的には、各種デリバティブ型投信、もしくはインデックス型投信です。
一般の株式投信は、デリバティブズを利用したヘッジはそもそも運用方針に入って
いないのです。

なぜ機関投資家がデリバティブズを駆使してパフォーマンスを稼がないのか?
それは、それをすることにより、リスクが高まる、もしくは逆にパフォーマンスが
悪化する可能性があるからです。
レバレッジを効かせると、どうしても逆に行ったときの損失が拡大します。
基準価格が年間で3割下がっただけで罵られるファンドが、わずか一日や二日で数割の
損失を出したら、それこそ大問題視されるのではないでしょうか?
「損失を出さないように利用すれば良い、それがプロというものだ」などというのは、
机上の空論であることは言うまでもありません。

それともうひとつ、流動性を考えると現実問題として利用しにくい、ということもあります。
資産残高が1200億円のファンドなら、TOPIXでフルヘッジをしようとすると
1万枚もの建玉が必要です。こんな建玉が現実の先物市場で可能でしょうか?
ヘッジのための建玉が、裁定取引を誘発して肝心の現物資産の価値を下げてしまう、
などという馬鹿げたことになってしまいかねません。
また仮に強引に建てたとして、こんな玉を機動的に動かせるとお考えでしょうか?

これまた前にも申し上げましたが・・・そもそも、株式投信とは、債券や預貯金よりも
『長期的に平均して』利回りの高い運用を狙って作られたものです。
魔法のようなノーリスクハイリターンを約束するものではないのです。

>僕は株矢さんがおっしゃるように投信販売が投資家の利益より、設定する側の利益を
>優先していることを憂えているのです。やりかた次第では、どんな相場でも利益は
>上げられます。それがプロというものではないですか?

パフォーマンスを上げることを最優先するなら、もちろんいろいろな手段はあります。
しかし、ファンドにとって何より大切なことは、信託財産を必要以上にリスクに
さらさないことです。仕手の真似事をしたり、先物やオプションのレバレッジを
目一杯効かせたりするのは、機関投資家の運用ではありません。
『プロ』とおっしゃいますが、プロの個人投資家とプロのファンドマネージャでは、
期待される要素が全然違うのです。
草笛さまのおっしゃっていることは、ファンドマネージャに個人投資家のまねをして
どんどんリスクを取れ、というのと同じことだと思います。
------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------
投稿者:マーケットの奇術師  投稿日:2001年 1月17日(水)19時59分16秒

草笛さま:(2)
>投信販売の最前線の証券マンを泣かすような運用はしないでいただきたい。

セールスマンが顧客に文句を言われて泣くのは、その投信の詳しい内容も理解して
いないくせに、上から言われるままに流暢なセールストークで顧客を丸め込んで
強引に販売したからではないでしょうか?
「プロならどんなときでも元本を割らず、高い利回りを出して当然だ」
などというとんでもない認識で売っていたのなら、トラブルになるのも
当たり前のことです。

>いろいろな内部事情で、証券会社サイドの利益に偏った運用があるかもしれません。
>これを言っては、証券会社に嫌われるでしょうが、公募の引きうけシェアを増やすため
>相場見とおしを度外視して、特定の株を仕込んだりしていないでしょうか?

憶測でそのようなことはおっしゃらない方がよろしいかと存じます。

ちなみに、バブル以前は、もっとひどいこともいろいろありました。利益の付け替えなど
多発状態だったそうです。そのあたりも証券スキャンダル事件のときに明るみに出て、
それ以後当局の監査が厳しくなり、特定の証券会社の利益の為にする売買は
(少なくとも表面上は)有り得ないことになっています。

だいたい、系列とは言え別会社の運用担当者に、わざわざそんな圧力をかけてまで
なぜファンドの資金を動員させなければならないのでしょう?
自己勘定で買えば済むことではないでしょうか。

>この話しはこれまでにしましょう。
>投信を理想論で額面どおり論じている奇術師さんと、実態を論じている僕とでは
>どこまでいっても平行線です。

その方がよろしいかと存じます。
失礼を承知で申し上げますと、私の目から見れば、草笛さまこそ、『実態を論ずる』と称して
単なる思い込みや空論で批判しておられる部分が多すぎるように思います。

>それより、売り禁止でどうして、このごろは株価が急落するのか
>教えていただけないでしょうか?
>売り禁止は買いだ!!と僕の古い頭には刷り込まれているのですが
>いつから、売り禁止は売りだ!!に変わったのでしょうか?

えーと、これは私に対する問いかけなのでしょうか?
残念ながら、私は仕手株はなるべく触らないようにしておりますし、貸株規制の
入るような銘柄もほとんど手がけることはありません。
ですので、そのようなことはあまり考えたことがなく、わかりません。
株矢さまや時の行者さま他の、仕手戦に詳しい方々にお尋ねになった方が
よろしいかと存じます。
------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------
投稿者:草笛  投稿日:2001年 1月18日(木)12時11分10秒

マーケットの奇術師さんへ愛をこめて

尊敬する奇術師さんに、初めてちょっと噛みついたのは
実を申し上げますと、少し感情を害したからです。

温和と礼儀正しさを売り物に改名した草笛が一瞬、清春に戻ってしまいました (^^ゞ
お年玉として渾身の力を振り絞って推奨したTECにいち早く、買いましたと返事を
いただき、その上に100円の逆指値で買い増ししたとの投稿をいただいたことは
さすが奇術師さん、銘柄を見る目があり、他の人とは違うと感じいっていました。

ところが、1月16日にほぼ売りきって、宝くじとして、少し残しているとの
投稿です。僕は200円目標と言っているのです。130円や140円で
売ってしまわれては、面白くありません。残りは宝くじだという書き方も
奇術師さんにしては、人を馬鹿にした言いぐさです。
TECは宝くじみたいな会社ですか?
宝くじというのは、ほとんど当たらず、紙切れになるものの代名詞ですよ。

僕はつなぎ売りして、また買い戻しておきました。
そのやりかたは奇術師さんから学んだものです。
売りきってしまうと、下げたとき買おうと思ってもなかなか買えないものだから
つなぎ売りしておいて、本玉は持続しておくべし、というのは奇術師さんの教えです。

人にはそういっておいて、なぜ自分では、おやりにならないのか?
それは、TECなんか、どうせたいしたことない、という侮りの気持ちがあるからではないか?
それで、ついポロリと宝くじ、だの、怪しい会社などの発言がでるのです。

僕は最初から、「TECなんか3月まで上がらない」と言いきっていたhydeさんには
カチンときません。それも一つの相場観だからです。
しかし、「買いました、また買い増しました」といっておいて、少し動きだしたら「売りました
あとは宝くじです」こりゃあ、ないじゃないですか?

前にXXさんに噛みついたのも、XXさんが「丸善は加藤氏が参戦してストップ高する!」
と投稿しておいて、自分は売りぬけて、その後で「売り売り売り」と投稿されたからです。

最初から、ダメだと言っている人より、自分も買いだと言っておいてから、
ダメだ、売りました、宝くじだ、と言われると悪い方への影響力が大きいのです。
わけて、奇術師さんや、XXさんのように、売り専の顔となっている人の影響力は大きい。

奇術師さんは、売り専の投稿なんて、相場に影響ないと頑固に信じておられますが、
そんなことはありません。相場は人のこころで動くのです。
奇術師さんほどの有名人が、TECを買ったといえば、草笛の煽りでは、踏みきれないが
奇術師さんが買うなら、俺も買おうと思う人は多いのです。
同じく、あなたが売りぬけたといえば、投げも出てきます。

1月16日の売買高1位のとき、日経新聞は、相場解説で、
「東洋エンジニアリング、東洋シャッターの手口は松井証券やネット系証券が目立つ」
とちゃんと解説しています。

願わくば、宝くじ発言を取り消して、押し目があれば、TECはまた仕込みたいと
訂正していただきたいものです。伏してお願い申し上げます。
------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------
投稿者:マーケットの奇術師  投稿日:2001年 1月18日(木)19時16分41秒

草笛さま:
うーん、なるほど、草笛さまの考え方はもともとそういうものですよね。

>TECは宝くじみたいな会社ですか?
>宝くじというのは、ほとんど当たらず、紙切れになるものの代名詞ですよ。

1日で30円幅取れたので、少し残した分は倒産して紙切れになっても全体として
元はとれる計算です。万一大きく上げれば非常に嬉しいです。そういった意味で
「宝くじ」と書きました。コールオプションと書くよりは風情があるかな、と。

>僕はつなぎ売りして、また買い戻しておきました。
>そのやりかたは奇術師さんから学んだものです。
>売りきってしまうと、下げたとき買おうと思ってもなかなか買えないものだから
>つなぎ売りしておいて、本玉は持続しておくべし、というのは奇術師さんの教えです。
>人にはそういっておいて、なぜ自分では、おやりにならないのか?

私が売り繋ぎをするのは、原則として長期保有の現物株を所有している銘柄だけです。
短期で売買差益を取るのが目的の売買については、あまりツナギはしません。
利食いになるか損切りになるか、いずれにしても反対売買するのが基本です。
これは以前にも申し上げたとおりです。

>それは、TECなんか、どうせたいしたことない、という侮りの気持ちがあるからではないか?
>それで、ついポロリと宝くじ、だの、怪しい会社などの発言がでるのです。

たいしたことあろうがなかろうが、私が見ているのは株価の動きであって
会社の評価ではありませんので、それは関係ありませんです。
あやしげな会社を使って云々、というのは、別に洋エンジだけのことを指して言った
わけではありません。

>しかし、「買いました、また買い増しました」といっておいて、少し動きだしたら
>「売りましたあとは宝くじです」こりゃあ、ないじゃないですか?

どうしてですか? 買ったら最後まで草笛さまにお付き合いして200円を目指さなければ
ならないということはないはずですけど。
誰がいついくらでどれだけ買おうが売ろうが、それはその人の判断次第なのでは
ないでしょうか。なぜそういうことをおっしゃるのかわかりません。

個人的には、
・・・安値でとりあえず少し買って上げはじめるのをじっと待ち、
・・・いざ上げ始めたらすかさず初動に乗って思い切って買い増し、
・・・深追いせず出来高のピークでさっと売り抜ける
というのは、ひとつのやり方として、否定されるべきものではないと思うのですが。

・1日で3割取れれば十分、他にもいくらでも銘柄はあるので目先のピークで一旦降りる
・時間はかかるかもしれないが、乗った以上は苦労してでも200円以上までとことん取る

どちらの考え方をとるのも、人それぞれ、その人の判断次第ではないでしょうか。

>最初から、ダメだと言っている人より、自分も買いだと言っておいてから、
>ダメだ、売りました、宝くじだ、と言われると悪い方への影響力が大きいのです。
>わけて、奇術師さんや、XXさんのように、売り専の顔となっている人の影響力は大きい。

???
では私は買いましたとか売りましたとか、投稿してはいけないのですか?
「悪い方への影響力」って、どういう意味でしょう。草笛さまが買っているのに
売られるのはマズイ、ということでしたら、それは考え違いだと思いますよ。

>願わくば、宝くじ発言を取り消して、押し目があれば、TECはまた仕込みたいと
>訂正していただきたいものです。伏してお願い申し上げます。

宝くじというのがお気に召さないようですので、
「残りは次回の上げ相場の種玉として大切に残しておきます」
・・・というふうに訂正したいと思います。
もちろん深押しがあれば、再度買ってみることもあるかもしれません。
------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------
投稿者:草笛  投稿日:2001年 1月19日(金)00時24分30秒

マーケットの奇術師さんへ

ご丁寧なレスありがとうございます。
僕の言い分は勝手なところがあるのは重々承知の上で申し上げました。
本心を赤裸々に申し上げ、失礼もあったかと存じますが
余裕のご返答をいただき、感謝しております。

>1日で3割取れれば十分、他にもいくらでも銘柄はあるので目先のピークで一旦降りる

3割ですか。そういう意識が僕にはなくて、まだ30円しか上がっていないと・・・・・
運用資金のスケールの違いなのかな、と思い知らされます (^^ゞ

>宝くじというのがお気に召さないようですので、
>「残りは次回の上げ相場の種玉として大切に残しておきます」
>・・・というふうに訂正したいと思います。
>もちろん深押しがあれば、再度買ってみることもあるかもしれません。

子供がダダをこねているようで忸怩たるものがありますが
そういっていただくと、ほっとします。
ご配慮、ありがとうございます。
------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------
投稿者:マーケットの奇術師  投稿日:2001年 1月19日(金)02時02分13秒

建築家さま:
こちらこそ、今年もよろしくお願いいたします。レポート未提出で、すみません (^^;

5333 ガイシですね。
この銘柄、もちろん日本の誇る優良企業のひとつで、投信も常に買い持ちしています。
もうひとつ、これはガイシに限らず森村系に共通する特徴なのですが、生保の持ち株が
非常に多いです。

チャート以外の需給面を考えますと、現在まとまった売りを出しているのは外資系
ではないかと見ています。彼らは今、ちょうどポートフォリオ組み替えの時期で、
去年大きく上げて利が乗った銘柄は暮れから年初にかけて順次整理に動いてきます。
このセクターは去年特に大きく上げましたので、ガイシ以外にも利益確定の動きが
出やすいですね。
今後、期末から新年度にかけて、今度は国内機関投資家勢の動きも出てきます。
比較的長く持っているファンドや生保も、今年はある程度益出しに出てくるんじゃ
ないかと見ています。このへんの銘柄の場合、金融機関の持ち合い解消売りより、
そちらの要素の方がむしろ重要かもしれません。

チャート的には、私は去年の段階ですでに大勢は転換したと考えていました。
崩れ気味ではありますが、三尊天井をいちおう完成し、その後の戻り一杯、
ということで、あとはタイミングだけ・・・まず休み明けに試し玉を建ててみました。
その後は高い日の翌日を狙って、少しずつ玉を増やしています。
200円幅ぐらいで波を打ちながら、ゆっくり下がって行ってくれれば理想です。
ちょうど、去年のTOPIXのチャートと似たイメージを期待しています。
------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------
投稿者:建築家  投稿日:2001年 1月19日(金)05時18分49秒

マーケットの奇術師さま:
ほんとうに、お忙しい中コメント頂き有り難うございます。
恐縮しております。<(_ _)>
奇術師さまの投稿はすべて保存しファイリング、投稿される銘柄もチャート
チェックさせて頂いています。
奇術師さま以外の方の銘柄もチャートチェックはしています。
以前は、『自分ならこんなポジションからは売らないな』なんて否定的な見方を
していましたが、最近は、『この人はこんなポジションから売れるのか』に変わって
きました。
9日の投稿の5333ガイシは、奇術師さまにしては、すこし早いのではと思いました。
しかし、8月〜1月までの高値維持、奇術師さまの最近投稿のキーワードのひとつ、
ポートフォリオ組み替えの時期、期末にかけて益出しにされる銘柄ではないかと思って
いましたが、奇術師さまのレスも概ねその様でしたので安心しました。
2つわからないことがあるのですが、森村系とはなんでしょうか?
>ハント姉妹さまの元ネタのお判りになる方は掲示板読者の1%以下でしょうね (^^;
1%以下となると気になります。ハント姉妹=半年前ですか?

レポートの件は気長に楽しみにお待ちしていますので、あまり気になさらないで下さい。

私の投資スタンスは、売り専、売り天の多くの方とは、かなり違っているのではと思
っています。
私は、2年ほど前から、奇術師さまの長期保有現物というものはしていません。
すべて現金担保です。信用での売り買いだけですが、昨年は結果として純粋な買いは
1回、売り建て後のドッテン買いを数回だけで、あとはすべて売り建ての取引でした。
現物を持たないことが幸いして、現物株の評価損を受けず、昨年の運用成績はよかった
ですが、どうも私かやりやすい運用資金額は3000万台のような気がしていますので、
余剰利益は運用資金から抜いています。5000万で運用してもホジションサイズを増
やして行けそうな気もするのですか・・・・

PS.すこしは壁をこえることも考えていますが、奇術師さまのように長期保有現物株
   を持ち始めるか、オプション取引を組み合わせる(個別銘柄のオプションてないの   か?)
------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------
投稿者:マーケットの奇術師  投稿日:2001年 1月19日(金)12時57分14秒

今日も今のところダウは上げていますね・・・
週末ということで、普通ならこの後は利食いが出て一服するものですが、
こうなってくると、逆に売り方の手仕舞い急ぎで踏み上げの可能性もあります。
ちょっと注意して見て行きたいと思っています。

建築家さま:
とりあえず、簡単にご質問にお答えします。

『森村系?』

明治時代、森村市左衛門翁によって設立された日本陶器を母体に、大正時代に続々と
部門分離されて生まれた陶磁器関連企業集団のことです。

5331 ノリタケ(元日本陶器)
5332 TOTO
5333 ガイシ
5334 特殊陶
5336 INAX

など、すべて森村グループです。

『ハント姉妹?』

これは、1979年から80年にかけて、銀市場で大規模な買い占め事件を起こした
テキサス州ダラスの石油成金、ハント兄弟を元ネタにしておられるのだと思います。
少し詳しく説明しますと・・・・

このハーバートとネルソンのハント兄弟、草笛さまをさらにパワーアップしたような、
とんでもない人たちでした。
「銀を買おう! 100ドルになるのが霊視出来ます! 信じる者は救われる!」
・・・などと煽ったのかどうか知りませんが、石油繋がりでアラブの大金持ちまで
引き込み、世界中の銀塊を根こそぎ集めかねない勢いで買いまくりました。

おりしも当時、ソビエトのアフガン侵攻と第二次オイルショックが起き、メタル市場は
インフレと戦略物資思惑で、軒並みガンガン値を上げているときでした。
年初、トロイオンスあたり5〜6ドル程度だった銀は、夏には10ドル、年末には35ドル、
そして翌80年1月にはついに50ドルにまで大暴騰しました。
レバレッジの効いた証拠金取引であることを考慮すると、ちょっと想像もつかない動きです。
最近話題になったパラジウム騒動など足元にも及ばない大相場でした。

COMEX(NYの貴金属市場)はもちろん怪我人続出の大混乱です。ちなみに当時、
銀の暴騰を嫌気して富士写や小西六まで売られる始末でした。
しかし、やはり天罰が下ります。業を煮やした市場当局が規制を発動、同時に鉱山筋も
大量の売りをぶつけ、あっという間に銀は10ドルまで暴落します。大損失を抱えた
ハント兄弟は、さらに相場操縦の疑いで刑事告発され、有罪になってしまいました。

・・・とまあ、これがハント兄弟事件のあらすじです。

『個別銘柄オプション?』

ありますよ。でも、板が薄すぎて、現実的にはあまり使えないようです。
私もやったことありません。
------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------
投稿者:建築家  投稿日:2001年 1月19日(金)16時34分27秒

マーケットの奇術師さま:
さっそく、教えて頂き有り難うございます。
森村系とはそう言う事ですか。
ノリタケが母体なんですね。
TOTO、ガイシ、特殊陶、INAX・・も分離していった。
INAXなんですが、最近システムキッチンではなかなか良い製品を出している
と思います。
ハント兄弟事件は1980年頃の話しなのですね、
その頃の私は、たぶん中期国債ファンドも知らなかったと思います。
>ハント兄弟、草笛さまをさらにパワーアップしたような、とんでもない人たちでした。
ここの所、爆笑してしまいました。<清春さますみません、他意はありません(_ _)>
個別銘柄オプションはあることはあるが、現実的にはあまり使えないのですか。
両建てで入る局面や、売り建てのヘッジで使えないのかな?
なんて、漠然と考えたのですが、残念です。

PS.奇術師さま、今回はいろいろお忙しい中に教えて頂き有り難うございました。
   今後ともよろしく、ご教示下さい。
------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------
投稿者:RASTER  投稿日:2001年 1月20日(土)14時47分51秒

みなさんこんにちは、いつもROMして勉強させていただいております。

6753シャープ 急騰していましたので1月17日寄りつき1枚売りました。
あと、月曜日に寄りつき売り1枚、1800円どころで1枚づつ売りあがろうと考えています。

マーケットの奇術師様、阿扁様が買いとのことなので少しびびっています。
私も上昇波動入りだとは思いますが、急騰しているので目先の下げで少しはとれると思っています。
売りあがるより損きりの方がよいのでしょうか。

また、マーケットの奇術師様は売りからどてん買いなさっていますが、押し目を待たずに
買いを入れるのは私にはできません。
どのような判断で買いあがられるのか教えてください。
------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------
投稿者:マーケットの奇術師  投稿日:2001年 1月21日(日)12時59分06秒

RASTERさま:
>私も上昇波動入りだとは思いますが、急騰しているので目先の下げで少しはとれると思っています。
>売りあがるより損きりの方がよいのでしょうか。

6753 シャープですね。まあ、見方の分かれるところでしょうし、売り上がるというのも
ひとつのやり方だと思います。

個人的には、流れに逆らっても、リスクのわりに得るものが少ないと思いますので、
あまりそういう戦術はとりません。ひとつの玉を助けるために、ツナギを入れたり
ナンピンしたり、どんどん追加兵力を投入して頑張るのは、資金的にも時間的にも
非効率になりがちですので・・・
要するに、引かれ玉を可愛がるより、面倒だから傷の浅いうちに切っちゃえ、ということです。
そういえば、いつぞや草笛さまには、冷酷非情のニヒリストだと評されてしまいましたが (^^;

>また、マーケットの奇術師様は売りからどてん買いなさっていますが、押し目を待たずに
>買いを入れるのは私にはできません。どのような判断で買いあがられるのか教えてください。

普通は損切りするだけで、ドテンまではしないんですけど、このシャープの1600円手前の
抵抗線というのは、テクニカル的に非常に重要なポイントでしたので・・・
・去年の3月天井から下降するトレンドライン
・去年の8月安値の支持線
・去年の11月の戻り高値の抵抗線
・去年11月の底から今年始めまでの底練りが上離れた際の高値到達目標
などなど、いろんなラインが一点で交差するところでしたから、そこを抜かれた以上は
大勢上げに転じたとみなさざるを得ません。私は余裕を持たせて1600円を損切り
ポイントにしていましたが、18日に寄り付きであっさり1600円をつけたので、
強いと見て即座にドテンしました。ちなみに、単純にドテンするだけではなく、
やられたときの倍返しということで、損切りした売り玉の2倍の株数で買い建てました。

・・・こんなところでよろしいでしょうか。
------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------
投稿者:マーケットの奇術師  投稿日:2001年 1月22日(月)02時08分16秒

木野子さま:
>空売り禁止といっても、実際まだ空売りできるくらいのことさえ知りませんでした。
>どんな人がそういう規制銘柄でも空売りできるのでしょうか

横から口を挟んじゃって、ごめんなさい。
ひょっとして、貸株規制がかかった後も日証金の貸株残が増えていることを疑問に思われて、
お尋ねになっているのでしょうか。

もしそういうことでしたら、それは誰かがまだこっそり新規で売り建てているのではなく、
おそらく証券会社の自己融資分の信用買いの決済によるものだと思います。
大手の証券会社では、信用の売り注文と買い注文をそのまま日証金に通すのではなく、
店内で売りと買いを相殺し、差分だけを日証金に繋ぎます。これを「店内食い合い」と
いいますが、そのうちの買い(融資)の一部が返済されると、証券会社と日証金の間で
それだけ貸株需要が発生しますので、日証金の貸株残が増えるわけです。
融資の返済停止(信用買いの現引禁止・転売決済禁止)規制までかかると、それ以上は
増えなくなると思います。
------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------
投稿者:マーケットの奇術師  投稿日:2001年 1月27日(土)20時39分28秒

セガその他の規制の件で、みなさまの議論をたいへん興味深く拝見しておりました。
ただ、やや誤解があると思われる意見もあったようですので・・・

まず「規制」とはなにか、そして「規制」が発動されると一般にどういう影響があるのか、
そのあたりを確認し、そしてそれを踏まえて今回のセガの規制の影響について具体的に
考えて行くとわかりやすいかもしれないと思います。

★規制とはなにか

ひとくちに「規制」と言っても、それは大きく分けて2つの意味があります。

1.東証の信用取引規制
これは、信用取引を利用した売買が異常に過熱し、過当投機や混乱を招く恐れがあると
東証が判断した場合に発動される取引規制です。

1-a. 日々公表銘柄指定
1-b. 増担保規制(保証金率のアップ)
1-c. 担保制限(現金保証金の要求など)
1-d. 取引停止

などがあります。普通は1-aまでで、1-b以降に進むことはめったにありません。
ちなみに現在は、丸善と洋シャタが日々公表銘柄になっています。

2.日証金の貸借取引規制
これは、制度信用売り残高が急増し、必要な貸株の調達が困難になる恐れがある、あるいは
実際に困難になった場合に、日証金が証券会社に対して随時発動する規制です。

2-a. 貸株注意喚起指定
2-b. 新規売り停止規制
2-c. 現引制限・現引停止規制
2-d. 買返済制限・買返済停止規制

と、株不足が深刻になるに従って進んで行きます。

なぜ現引きや融資(信用買い)の返済が規制の対象になるのかと言いますと、簡単に言えば
絶対的な売りの多さではなく、売りと買いの差分が問題になるからです。つまり、現引きや
買いの返済で相対的に売りが買いより多くなると、それだけ日証金が外部から株券を調達
してこなければならなくなるからです。(はしょった説明ですけど)

ちなみに、来週月曜日約定分からかかるセガの規制は、正確には
『新規売り停止(2-b)および買いの現引きに伴う融資返済申込停止(2-c)』です。
・・・普通、注意喚起指定があり、その後しばらくして新規売り禁止規制がかかるのが
通例ですが、今回は第3段階まで一気に進んだわけで、これは相当の株不足が現実に発生
していることが推測されます。
現に、最新の日証金残は、

貸株残 7782.1
融資残 1465
差引 -6317.1 (前日比 -1715.9)

となっており、逆日歩も3円ついて、株券調達の困難を伺わせています。

★規制がかかるとどうなるか

通常、東証の規制にしても日証金の規制にしても、公的規制がかかると証券会社は早い段階で
社内規制を敷きます。各社、厳しいところもあればゆるいところもあり、また客の信用度に
よって個別に対応が異なってきますのでいちがいには言えませんが、たとえば
・新規信用取引注文の禁止、または数量制限
・担保率や維持率の引き上げ
・代金の前受け徴収
・現物も含め、全面的な新規売買禁止
など、なるべく取引をさせず、既存建玉は決済を促す方向に持っていきます。
私はネット取引は口座こそあるもののほとんど使っていないので、詳細はわかりませんが、
おそらくネット取引では通常取引以上に厳しい規制がかけられるのではないでしょうか。

先日から『仕手株の売り禁止は上げか下げか?』というのが話題になっていますね。最近は
下がることが多いそうですが、私の個人的な考えでは、その理由は次のようなものでは
ないかと。

1.参戦していた一般の個人投資家(いわゆる提灯)が、手仕舞う方向に動きがちなこと
2.いわゆる本尊、あるいは大口の投資家筋が、規制のさらなる強化を恐れていったん
  手持ちの売り玉に見合う分まで信用買いを減らす方向に動くこと
3.資金いっぱいに勝負している投資家に、証券会社が建玉を削減するよう圧力をかけること

などなど。

ではセガも下がるのか? 私は、必ずしもそうは言えないと思っています。
でも疲れたので続きはのちほど・・・ (^^;
------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------
投稿者:マーケットの奇術師  投稿日:2001年 2月 1日(木)08時39分36秒

昨日は指数は小幅反発、TOPIXは1300ポイントに乗せて引けました。
セクター的には、上昇組の代表が鉱業、下落組の代表が証券という感じでしょうか。
ともあれ、FOMCもおおかたの予想通りの結果となり、今日からは名実ともに2月相場入りで、
ビッグプレイヤーたちも一斉に蠢き始めることでしょうね。

5001 日石三菱、8751 東海上、売り。
6754 アンリツ、7751 キヤノン、買戻し。
1942 関電工、4613 関西ペ、現物手仕舞い売り。
4996 クミアイ化、6707 サンケン、6857 アドテスト、8803 平和不、9005 東急、9737 CSK、買い。

ママさま:
はじめまして。
6765 ケンウッド、見てないのでわかりませんけど、決算発表でもあったのではないですか?
個人的には、上げに転じてから押し目買いで、充分間に合うと思いますけど、安いのでとりあえず
少し買って様子を見てみるというのも可かもしれませんね。

目先の瑣事さま:
はじめまして。

>東洋エンジまだ買っていません。が冷やかしで書いたわけではありませんから。
>買う気はあるのです。草苗さんの言われるとおり、踏ん切りがつかないだけです。

個人的には、草笛さまのおっしゃるとおりだと思います。いや、上がるかどうかじゃなくて・・・
興味がおありなのでしたら、とにかく、まず成行で1000株買ってみてはどうでしょう、ということですね。
いわゆる試し玉です。実際に玉を持てば、それを通して値動きにカンが働き出すものですよ。
その後、行けそうだと思えば、タイミングを計って本格的に買い出動すればいいのです。
ダメだと思えばあきらめてさっさと手仕舞い、忘れてしまいましょう。
行くにしてもやめるにしても、たとえ1枚でも試し玉を建ててあれば、決断がスムースになるんじゃ
ないかと思います。

逆春さま:
はじめまして。
郵貯銘柄論、面白く拝見させていただきました。

個人的には、郵貯と張り合うためには、利回りもさることながら、安定度・信用度がまず第1に
要求されそうな気がします。要するに、倒産せず、また株価が大きく下がる心配が無い、という
ことですね。成長性は二の次です(私見です)。

まあ、電力や鉄道ももちろんいいのですが、上記の観点から厳しく条件を絞ってみますと、

1.過去10年間、安定して配当していること
2.過去10年間、無借金、もしくは実質無借金であること
3.過去10年間、自己資本比率が常に50%を上回っていること
4.現在の株価水準が過去10年間の底値圏にあること
5.東証一部上場会社であること
6.ある程度の流動性があること(理想的には1日平均出来高が10万株以上あること)

・・・いまどきそんな会社があるのか? と言われそうですが (^^;

私の持っている銘柄の中で、これに最も条件が近いのが、3216 御幸毛織です。
流動性には難ありで、能美防災とどっこいどっこいなのですけど、それ以外は
パーフェクトに条件を満たしています。配当利回りも今なら3%強。
知る人ぞ知る財務超優良会社で、このみゆきちゃんに比べれば、能美防災など
いつ潰れるかわからなくて、怖くて買えなくなるほどです(冗談です^^;)。

それでもやっぱり流動性が気になる、とおっしゃる方には、7911 凸版印刷なども
いいかもしれません。さすがに利回りでは見劣りしますが、財務体質は超A級です。

自分の持ち株の中からチェックしてみただけですから、他にもいろいろ
面白いものがあるかもしれません。こういう観点で銘柄を調べてみるのも、
また楽しいですよね (^^)
------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------
Gold
投稿者:マーケットの奇術師  投稿日:2001年 2月 4日(日)21時46分51秒

ヴォルテールさま、ハント姉妹さま:
個人的には、貴金属の長期定額購入をなさるなら、金よりもプラチナを
お勧めしたいです。休日モードということで、少し詳しく述べてみます。

金というのは、不思議な商品です。いや、商品とは言えないのかもしれません。
なぜなら、金には、本当の意味での需要、つまり実需というものがあまり
存在しないからです。

この世に存在する「商品」とは、すべて消費されるために生産されています。
採掘された原油は精製され、燃料や石油化学製品原料として消費されます。
生産された穀物は、飼料や食料として消費されます。
非鉄金属も、繊維も、鉄鋼も、セメントも、紙も木も、すべて同じことです。
そして、消費という需要と、生産という供給のバランスするところで最終的な
価格が決まります。『需給に勝る材料無し』というのは商品界のことわざですが、
一時的に思惑で相場が動いても、結局のところは需給関係が価格を妥当なところへ
収斂させて行きます。

金以外の貴金属には、宝飾品としての需要以外に、それぞれ工業物資としての
重要な用途があります。
銀は写真感光剤や抗菌剤としての、プラチナやパラジウムは触媒や電極材料としての
需要が、総需要の半分以上を占めています。
ところが金には、そういった実需がほとんどありません。せいぜいメッキや歯科材料
程度のもので、「需要」の大部分は宝飾品・投資・退蔵需要です。
しかも金は化学的に安定な物質で、錆びたり腐ったりしません。
ソロモン王やミダス王の昔から、永久にそこに存在するのです。
これを言い替えますと、世界中の金鉱山から採掘される年間約4000トンの新産金の
かなりの部分が、地上在庫として毎年繰り越されて行くということです。

要するに、穀物は食べたら消滅します。石油は燃やせば消滅します。
しかし、金はあまり消滅せず、地下から掘り出された金が毎年どんどん地上に
あふれかえってくるのです。「不思議な商品」とは、そういう意味です。
ですから、はっきり言えば金価格は毎年下がるのが当然なのです。

そう、プロにとって、金市場は売るためにあるのです。永遠の戻り売り銘柄と言っても
過言ではありません。

ニクソンショック以後の現代は、もはや金本位制の時代ではなく、実物通貨としての
価値は幻想になっています。つまり、昔は、金の本質的価値に「通貨的側面」という
プレミアムが乗っていたわけですが、それが徐々に剥げ落ちてきているのです。
一挙に急落しないのは、それがいまなお消費者の「共同幻想」に支えられている
からに過ぎません。

産金会社や商社、貴金属商、宝飾品業者などは、こういうことは口が裂けても言いま
せんけど、彼ら自身は常に市場で売り方に立ち、大規模なヘッジ売りをしています。
南アや豪州の鉱山会社がCOMEXでどれだけの売り玉を持っているか、あるいは
純金積立を派手に広告している商社がTOCOMでどれだけの売り玉を持っているか、
調べてご覧になれば、おそらく驚かれることと思います。
彼らが必要としているのは、富の象徴というイメージに幻惑され、自分たちの売りに
喜んで買い向かってくれる消費者なのです。

金地金は、持っているだけでは利息を生みません。各国の中央銀行は、準備資産として
莫大な地金在庫を持っていますが、それを貸し出してリース料を取り、利息の代わりに
しています。
しかし、その貸し出された地金がフォワード売りを生み、ますます金価格の低迷を招く
結果になっています。近年、欧州の中央銀行が相次いで保有金の売却をしているのは、
通貨的側面というプレミアムが消滅した金を大量保有する意味が薄れているからです。

株に例えて言いますと、万年無配のくせに毎年定期的に公募増資をする会社の
ようなものです。大株主たちは、株を貸し出して貸株料を受け取っていますが、
需給悪に加え、その貸し株がまた慢性的な売り圧力となる悪循環で、株価は
いっこうに上がりません。
それでもおおかたの大株主たちは、昔からのしがらみもあるので、なかなか持ち株を
売りに出すまでには至っていません。しかし、それも限界に近づき、思い切りの良い
一部の大株主は、少しずつ持ち合い解消売りを出し始めています・・・
と、こんなイメージでしょうか。
この会社の株、みなさまなら買う気になりますか?
************************************************************************************************
posted by   at 00:00| マーケットの奇術師さん | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。